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【告白】一人娘を殺した犯人たちへの復讐【湊かなえ】

小説『告白』単行本表紙

小説『告白(湊かなえ 著)』の感想レビュー。

全六章からなる小説で、六人の告白から構成されている。
告白というタイトルで6人の恋愛的告白だと思った人は大間違い。
もっとおどろおどろしい告白なんだゾ~

各章あらすじ

第一章:森口祐子の告白

市立S中学校、3学期終業式後のホームルーム。
1年B組の担任、森口祐子は、自分が教師を辞めることを生徒に告げた。
辞める原因は数ヶ月前、一人娘が学校のプールで溺れて死んだこと。
警察は事故死と判断したが、本当はこのクラスの二人の生徒が殺したことを知っている。
犯人である「A」「B」を警察に告発したところで少年法で守られている。
なので私は、このような復讐の準備をしてこの学校を去ることにする・・・

第二章:1年B組クラス委員長の手紙

森口先生が去ってからクラスはこのように変りました。
先生が皆に分かるように言った犯人「A」「B」は無視されるようになりました。
Aの待遇は無視からイジメに発展し、Bはあの日以降学校に来ていません。
先生はこのような結果を望んでいたのですか?

第三章:「B」の母親の日記

私の可愛いBがそんなことをするわけがない。
人違いだ。
あの森口とかいう教師の頭がおかしい。
それでも、Bがやったというのであれば、
私の教育が失敗したということ。
なら、生きていてもしょうがないわ。一緒に・・・

第四章:「B」のフラッシュバック

僕は殺そうとして森口先生の子供を殺したんだ。
母さん、庇わないで。早く警察に行こう。
そうだ、もう一度誰かを殺せば確実に・・・

第五章:「A」のホームページより

僕の両親は離婚している。
僕は天才な母の息子。
凄い発明をして、遠くに居る母さんに見つけてもらうんだ。
そうだ、この発明で人を殺せばニュースになる。
そうしたら、母さんに気付いてもらえるぞ!
ターゲットは、森口先生の子供にしよう。

第六章:???

「これが、あなたの更生の第一歩だとは思いませんか?」

感想

導入から引き込まれる演出で、最後まで楽しめた。
各章がそれぞれの一人称で、同じ場面での考え方の違いがよく描かれていて、
読み進める度に登場人物の印象が二転三転する。
オチがスゲー気になる終り方で、想像力を掻き立てられた。
もう2,3ページ続いて欲しいような、ベストな終わり方だったような・・・
くぅ~面白かった!

オススメ!

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