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【生贄のジレンマ下】生贄投票ゲーム終了。まさかの第二ステージスタート【土橋真二郎】

『生贄のジレンマ』下巻表紙

小説『生贄のジレンマ下(土橋真二郎 著)』の感想レビュー。
ゲームの中で浮き彫りになる人間の本質---

もくじ

あらすじ

他人を生贄にして自らの生を得る---
そんな冷酷な選択を繰り返しながらも、生徒たちは課せられたルールに従うことで精神状態をなんとか繋ぎ止めていた。
だがゲームは、生徒たち自らの”裏切り”によって、クラス間での騙し合いへと発展する。
友人、恋人、血縁---人との”より深い絆”が生き残りの鍵となる中で、鈴木理香という恋人を得た篠原純一だったが・・・。
やがてゲームは最後のステージへ!
戦慄のジレンマゲーム、完結編!!

感想

救済イベント2

今回の救済は命の保証をいたします。
前回は苦しみからだけの救済でしたが、
今回は苦しみから救い命の保証もいたします

し、信じらんねぇ・・・

私は真実しか言いません。
ルールと考えていただいて結構です。

・・・ふぅん。

ただし条件があって、
・救済を希望する時間は五分間
・時間内に端末からボタンを押すだけ
・ただし人数制限を設ける
・人数は全体の30パーセント
・今回の場合は18人
・18人より多い希望者が出たら救済はキャンセル

最終的には18人以下だったので救済は実行された。
・・・こんなことだろうと思ったよ!!

ゲーム終了

第二回の救済イベントが終了し、
総人数が減ってきたのでゲームが終了した。
ただし、終了条件があって、それを満たしていない人はレッドラインを通過することができない・・・
ほとんどの人が条件を満たしていたけど一部の人は・・・

第二のゲーム

終了条件はゲーム自体の終了ではなくて、
第一のゲームの終了というだけだった。
移動してきた生徒は第二のゲームに挑むことになる。

第二のゲームはコミュニケーションゲーム。
・コミュニケーションは一時間に一回行われる
・コミュニケーションは見えない相手と行う
・コミュニケーションはボタンを押すか押さないかだけ
・コミュニケーション回数はワンゲーム10回
・やりとりするのは自分の持ち時間
 ・押す×押す=両方に⁺5分
 ・押す×押さない=押す:-20分、押さない:+20分
 ・押さない×押さない=両方に-10分

両方とも押せばwin-winで終わるわけだけど、
無言コミュニケーションの中で

ゲーム終了

一定時間経って、持ち時間が少ない者から死んでいくゲームで
最上階まで上り詰めたもの数名。
そうして、生贄ゲーム全体が終了した。

生贄の穴に落ちた人間は生き残れたのだろうか・・・?

まとめ

選民思想の名目で行われた実験的なゲーム。
組織は生贄ゲームの規模を上げていき、来たる世界壊滅の時に生き残るべき人間を選別していた。

生贄ゲームを勝ち抜けた二人に接触してくる女性アリ。
別ルートで生き残った生徒なのかはたまたレジスタンス的な人間なのか・・・

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