京セラがクラシックカーのような見た目のコンセプトカー『Moeye(モアイ)』を公開しました。
見た目はクラシックカーなれど、装備は最新技術の塊。
特に見どころなのは、光学迷彩を搭載しているということ。
光学迷彩(こうがくめいさい、英語: optical camouflage、active camouflage)は、
視覚的(光学的)に対象を透明化する技術の事である。
自然界ではカメレオンやイカ、タコ等の保護色を変える擬態などがみられるが、人間の手による光学迷彩はSF作品等に登場する未来の科学技術であった。
2000年代に入り、メタマテリアルなどの新素材を用いることによって、一定の迷彩が実現されている。
軍事利用だけでなく、コンピュータ支援外科やメタバースやユビキタスコンピューティングの分野でも研究が進められている。
え?車体が透明になってどんなメリットが?
ターゲットに近づくため?
エンジン音でばれない?
秘密行動?
最初は車体が透明になるのかと思ったら、車内に光学迷彩の技術が取り入れられている状態だった。
光学迷彩搭載車
・表面に小さなビーズで覆われた反射材を使用
・車前面の8台のカメラで撮影した光景を運転手の後方のプロジェクターから映し出す
・透けて見えさせるだけでなく、3D映像を映すこともできる
他にも、
・オリジナルキャラクターが乗員に車内の装置などを案内する
・自然光に近いLED照明
・パネル操作時に振動でクリックの感触を再現する
といった、ユーザーインタフェースに考慮した作りになっている。
視界が1.5倍になる代わりに運転席にハンドルが無い車・・・ゴクリ。
モアイは展示用
将来の自動運転化を想定、ハンドルやアクセルブレーキなどの操作装置は排除していて、
今のところ、道路を走らせたり商品化の予定はないみたい。
どんな車か見たい人は、展示会に行くしかない!
今後、車がどのように進化していくのか?
その一端を垣間見れるコンセプトカー。
映像で見ただけでも面白そうなマシン。
解説を受けながら試乗してみたら凄い未来感を感じられそう。
まとめ
光学迷彩なんて、SFの世界だけかと思ってたよ。
今回の車への光学迷彩は僕が思っている光学迷彩とは違ったけど・・・
僕の思う光学迷彩は、自身の存在を隠して隠密行動をできる迷彩・・・
攻殻機動隊の熱光学迷彩とか、
ハリーポッター初期の隠れる外套みたいなやつ。
これらも近い将来実用化できる(すでにしている?)のだろうし、
未来は明るいゾ!楽しみだ~