小説

【池袋ウエストゲートパーク】シリーズ全体を通しての感想とか【石田衣良】

小説『池袋ウエストゲートパーク』表紙

石平こと、石田衣良先生のシリーズ小説、
I.W.G.P.こと『池袋ウエストゲートパークシリーズ(既刊)』を読み終わりました。

友人からお勧めされて読んでみたけどなかなか面白い。
読んだのは以下の通り。

もくじ

池袋ウエストゲートパークシリーズ

本編

池袋ウエストゲートパーク
少年計数機
骨音
電子の星
反自殺クラブ
灰色のピーターパン
Gボーイズ冬戦争
非正規レジスタン
ドラゴン・ティア
PRIDE
憎悪のパレード
西一番街ブラックバイト
裏切りのホワイトカード

外伝

赤・黒(ルージュ・ノワール)池袋ウエストゲートパーク外伝

青春編

キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

あらすじ

池袋西口公園口(池袋ウエストゲートパーク)近くに店を構える果物屋の息子、
池袋のトラブルシューターこと真島 誠(マシマ マコト)が地元で起きる事件を解決するぜ!
職業は家事手伝い&執筆のアルバイトなれども行動力と人脈で何でもお任せあれ!

感想

一巻につき、3~4話の事件が書かれている。
マコトの一人称視点で物語りは進んでいって事件解決。
連載している雑誌のコラムへの執筆調な文体?

物語として事件が解決するのは当然だけど、
関係者が救われたり、成長したりするのが良い読了感を出している。
ただ、自分から係わる事件はビミョーな結末にに・・・
巻き込まれ体質なんだね。

本著は、現実世界と同じような時間が流れていて、
当時の世情や事件を扱った話が出てくる。
「こんなことあったわー」って振り返れるのも面白さの一つ。
常に時間が前に進んでいて、
マコトの人脈が広がっていくのも面白いし、
色々なキャラクターや、時代が成長して歳をとっていくのも良い。
ケータイもガラケーからスマホに変わるわ、
マコトも18歳(最初)から20代中~後半に(最新刊)。

あと、なにより素晴らしいのが、事件がインフレし過ぎないこと。
いくら優秀なトラブルシューターだとしても本業は果物屋の素人だからね。
池袋界隈での小規模な事件。
けど、当人たちには大事件。ってスタイルが良い。

すごく読み易いし、オススメ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です