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食と家族の小説『宙ごはん (町田そのこ 著)』の感想レビュー。
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あらすじ
物ごころついた時から育ての「ママ」と一緒に暮らしてきた宙(そら)。
小学校入学をきっかけに産みの「お母さん」、花野と暮らすことになる。
彼女は理想の母親像からは程遠く・・・
愛し方がわからない花野。
甘え方がわからない宙。
”家族”を手探りする二人には記憶に残る食卓があった。
感想
幼少時から、高校卒業までの宙の成長を時系列で物語が進んでいく。
相手の心の内を理解していく度に、相手の評価が二転三転してくのが面白い。
本作のMVPは、佐伯。
彼が居なかったら様々な人間関係が破綻していたことでしょう。
なのに最後はあんなことになってしまうなんて・・・
いや、別れがあったからこそ、宙は最大限成長できたのだろうか?
最初は、なんだかなぁ・・・
と思っていた、花野も悩みもあり、彼女なりに行動していた。
けど、初期のネグレクト気味なのはしょうもないけど。
大雨で吹っ切れてからは、いい感じになりました。
作中で章のタイトルにもなっている料理の名前。
宙が自分を含め誰かのために作った料理たち。
それを伝授したのは佐伯なので、やっぱりMVPは佐伯なのだ。
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