人間に限らずあらゆる生き物は脳を使う時に微弱な電気を流して行動を処理しています。
その微弱な電気情報は普通の電気となんら変らない訳で・・・
もしその電気情報の特性を掴み、脳に直接情報を流し込めば、あらゆる生物を意のままに操ることも可能!?
・・・になるかもしれません。
他人に全ての行動を乗っ取られたり、
あるいは感情までも操作できるようになる世界を構築するための第一歩の実験が
アメリカ、ニューヨーク州にあるロチェスター大学での実験で成功したそうです。
・・・その結果は、ユートピアへの扉を開くのか?
はたまた、ディストピアまっしぐらなのか!?
ワクワクが止まらないぜ!
衝撃!サルの脳に「直接情報を注入」した結果・・・東洋経済ONLINEより
もくじ
実験内容
ロチェスター大学の神経外科が、猿の運動前野(脳幹や脊髄に直接影響していて運動の実行に関与している)に直接情報を流し込む実験に成功!
実験は、二頭のアカゲザルを使って行われております。
準備:動作を覚える
最初に、お猿さんたちにゲームを教えました。
猿は、ボタン、球状のノブ、円筒のノブ、T字型のハンドルが付いた四つのパネルの前に座らされる。
パネルにはLEDが付いており、LEDが点灯した場所のパネルを操作すると報酬がもらえるというシステム。
電極をぶっ刺す
お猿さんがゲームを覚えたら、それぞれの猿の運動前野に16個の電極をぶっ刺してから再度ゲームをプレイ。
LEDが点灯する度に電極から運動前野にむけて微弱な電気刺激を与える。
電気刺激は操作するパネルパターンによって変更する。
消えてゆくLED
徐々にLEDの電気を弱くしていく。
猿たちは暗くなったLEDに最初は失敗したものの、
注意力が上がったのかパフォーマンスは上昇した模様。
そして、電極への電気刺激も継続。
そしてLEDは完全に消えた
最終的にLEDは完全に消えてしまった。
残った情報は、脳への電気刺激のみ。
猿たちは電気辛抱のみを頼りに正しいパネル操作を行って報酬を得ることができた。
実験結果
上記の実験結果により、普段は環境情報(LEDが光ってパネルを操作する)を解釈して動かす脳の運動前野を
直接電気信号を流すことで反応させることができた。
「電気刺激によって何らかの意識的な知覚が生まれたと考えられる」
けどそれが何かはわからない。
なぜならば---お猿さんは喋ることができないからだ。
まとめ
パネル操作と関係ないただの電気信号をパネル動作と結び付けたのが今回の実験の凄いところ。
この実験の展望として、脳に損傷を得てしまった人に対して、
健康だったころと同じ電気信号を人工的に送ってあげれるようになれば健常者と同じような生活を送れるようなる・・・かも?
そのうち、スポーツのトッププレイヤーの電気信号をコンピュータが流して身体の動かし方を学ぶ。
なんて学習方法に発展するかも?
そうなったら僕も一流プレイヤーだ!ワクワク