飲酒による注意力散漫は
飲酒運転はもちろんのこと、飲酒自転車運転もふらふらしているのを見かけることがあります。
飲酒すると酔いから注意力散漫になる。
素人の僕はそういう認識のもといましたが、まさか医学的に解明されていない事案だったとは・・・
飲酒が注意力を低下させる原因ですが、最近ようやく解明されたのです!
一般常識だけどメカニズムが分かってない問題って結構ありそうだよね。
飲酒→注意力散漫のメカニズム
ポーケルト氏ら研究チームはアメリカのアルコール依存症研究所からの助成金によって、飲酒つまりエタノールが人の注意力を低下させる原因を調査しました。
その結果、脳内物質とエタノールの関係が新たに判明。
ポーケルト氏は次にように述べています。
「私たちが何かに集中したいとき、
または椅子から立ち上がって活動的になるとき、
脳幹はノルアドレナリン(またはノルエピネフリン)と呼ばれる化学物質を放出します」
「しかし、エタノール摂取がノルアドレナリン生成の信号を抑制してしまいます」
つまり私たちは通常、
抗うつ剤としても有名なノルアドレナリン分泌によって集中力を高めていますが、
飲酒するとノルアドレナリン生成が制限されるため、
注意散漫になっしまうのです。
なるほどねぇ
千鳥足とかもノルアドレナリン生成制限の影響を受けているのかね?
千鳥足の影響は・・・
(色々難しい実験結果報告があって・・・)
ところが実験の結果、この予測ははずれていました。
運動能力とノルアドレナリンによるカルシウム活性化には大きな関係が無かったのです。
ですから飲酒による運動能力の低下はまた別の経路で誘発されていると考えられます。
謎は深まるばかり・・・
酔うと運動能力が麻痺?鈍化?して千鳥足になる。
現象としてはごくごく当たり前のことなんだけど、
作用を科学的に解明しようとするとこんなにも難しいんだね・・・
まとめ
さて、今回の研究はエタノールが脳に与える影響を明確にしました。
この発見は将来科学者たちが、脳に本来備わっている覚醒システムを解明するのに役立つでしょう。
それはつまりADHD(注意欠如・多動症)などの原因を解明・治療するのにも役立つかもしれないということです。
アルコール依存症の研究が他の病気への手助けになるとかなんでそうなるの?って展開。
まぁ、脳の研究の一環だから関連性はあるんだろうけど・・・
もしかしたら別の研究結果が既に他の研究の答えだったりするパターンもあるかもしれないよね。
研究者同士も気が付いていないだけでさ。