人間のやる気ってなんなんだろう?
人間というより、僕は何でやる気が出ないんだろう?
なんて考えて、たまーにやる気について検索してみたり、自己啓発本を読んでみたり。
そうやって色々調べてみると新しい発見が出てきたりするわけで。
なんと、やる気スイッチは2種類あるんだって!知ってた?
参考:ナゾロジーより
やる気スイッチの存在
仕事や勉強、スポーツにゲームなど「やる気」は人間のあらゆる活動の根源にあります。
ですが「やる気」は非常に打算的な性質を持っています。
得られる報酬がコストに見合わないと感じると「やる気」は急速にしぼみ、最終的に行動を「辞めて」しまいます。
これまでの研究により、この「やる気」「報酬」「コスト」の関係はドーパミンが大きくかかわっていることが明らかになってきました。
ドーパミンは単純に「やる気」を出すだけでなく「報酬」と「コスト」を天秤にかけて、どちらを捨てるかも制御していたのです。
(中略)
研究者たちは、サル脳内でのドーパミン受容体の働きを調べてみました。
結果、意外な事実が判明します。
労力をかけてでも報酬を得ようとする、タフな「やる気」が存在していたのです。
どうやれば先の成功に向けて現在を努力できるのだろうか?
ドーパミン受容体受容体を強化せよ
ドーパミンの受容体(受け皿)は、D1とD2の二種類あるらしい。
ドーパミンの異なる2つの受け手が「報酬」と「コスト」のバランスや種類とどのようにかかわるのか?
謎を調べるため、研究者たちはまずサルに対して、バーをニギニギするという特定の行動を行うと報酬としてジュースがもらえることを教え込みました。
そして報酬の量、必要とする行動の回数(労力コスト)、報酬をもらえるまでの待ち時間(時間コスト)をさまざまなパターンで実行しました。
すると予想通り、コストが大きく報酬が少ないほど、サルは報酬を得るための行動を途中であきらめてしまう確率(拒否率)が高くなることが判明します。
上記の実験で更に、
D1を遮断させてニギニギ
D2を遮断させてニギニギ
両方を遮断させてニギニギ
その結果、
D1受容体とD2受容体を個別に遮断した場合には、異なる反応をみせました。
興味深いことに、D2受容体を遮断した場合のみ、サルは報酬を得るための労力を出し渋る「面倒くさがり」になってしまいました。
労力コストを払わなければ当然、報酬のジュースは得られません。
ですが「やる気」を失ったサルは報酬よりも働かないことを選択したのです。
一方、報酬までの待ち時間の耐性に対しては、D1受容体・D2受容体いずれかの経路の遮断でもサルのあきらめ率が高くなりました。
時間コストに耐えられなくなったサルはジュースが出てくる前に装置から去ってしまいます。
この結果は、報酬に対する純粋な「やる気」と待ち待ち時間に対する耐久度が共にD1受容体およびD2受容体の働きとリンクしていることと、
労力に対してはD2受容体のみに依存する独自の判断経路があることを示します。
ドーパミンの受け皿も大事だということだね。
まとめ:ドーパミンを出すだけでなく・・・
ドーパミンをドバドバだしても、受け皿がしっかりしていないと意味がないということ。
今まで僕は、ドーパミンの出し方は考えてきたけど、なかなか上手くいかなかった。
不感症なのか?と疑ったりもしたけど、もしかして受け皿の方に問題があったのでは?
なんて思ってしまった。
ちょっと、D1、D2受容体について調べてみて、受け皿の強化方法を模索していきたいね。