日記

難病のため体の機能をAIに委ねサイボーグ化したおじいちゃん(61)

サイボーグ

『サイボーグ』。この単語を聞いて、思い浮かべるのがどういったものでしょうか?
漫画、アニメ、映画・・・様々な作品にサイボーグが出てきますが、僕が思い浮かべるサイボーグは攻殻機動隊というアニメのサイボーグ。
身体のパーツを部分的(または全身)に機械化して生身の体より高性能な身体になっています。

サイボーグとかいつか現実になっていくんだろうな~なんて思っていたら、既にサイボーグ化した人間がいるらしい。
イギリスのロボット科学者であるピーター・スコット-モーガン博士という方で、ロボット科学者自らがサイボーグになるという、機械愛が行きすぎてマッドサイエンティストになってしまったのか?
と思わせる文脈。
ところが、サイボーグ化の原因は、ALSという難病を発症してしまったから。

ALSとは?

日本語名『筋萎縮性側索硬化症』
手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。しかし、筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけます。その結果、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。

全身の筋肉が段階的に動かなくなっていき、最終的には自分の体に「閉じ込められた」状態になる病気。
意識は完全に保たれているにもかかわらず、まばたきをしたり目玉を動かしたりする以外、外部との意思疎通もできなくなってくる恐ろしい病気なのです。

参考:難病情報センター

身体が動かなくなる前にサイボーグ化してQOL(クオリティオブライフ、生活の質)を低下させないようにしよう!
という試み。
身体は満足に動かなくなるのに、頭だけは正常とか地獄だよね・・・
一体、どの程度改造すれば人間らしい生活ができるようになるんだろう?

改造した箇所

・胃には栄養チューブ
→食べれなくなるから

・結腸には人工肛門
→垂れ流しになるから

・膀胱にはカテーテル
→垂れ流しになるから

・喉頭摘出
人工呼吸器を使用しているALS患者の多くが「誤嚥性肺炎」で亡くなっている事実に注目し、喉と気管を完全に分離するため自らの「声」を手放すこととに

・失うものを保存
顔筋が動かせなくなることと、声帯を切除することによって失われるであろう「自分らしさ」を守るため、表情と声のサンプルもありったけ保存。
テクノロジーの進化に合わせて、その時々で最先端のアバターと合成ボイスを構築できるよう、準備は万端だ。

参考:東洋経済ONLINEより

そしてピーター2.0へ

ピーター博士のその後が下記の記事に掲載されていた。
サイボーグとして、ピーター2.0となった彼の生活とは?

参考:東洋経済ONLINEより

結構満喫しているみたいね。

何事も前向きに取り込むと人生は好転していくんだなぁ~
僕がALSにかかったとしたら人生に絶望してしまいそうだけれど。すごいよ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です