日記

犬の帰巣本能の高さは『地磁気』にあった?

犬のおしっこ

犬の帰巣本能って凄いですよね。
旅行先で行方不明になっていた犬が数百kmを帰宅した。
なんてニュースをテレビで見た記憶があります。

地図を持たない&車で行った初めての場所からの帰宅・・・
いったいどうやって帰宅するのか?

その驚くべき土地勘、方向感覚の理由が、
犬は地球を取り巻く磁力、地磁気が影響しているという研究結果がでたそうです。
影響ってか、地磁気を感知する機関があるのかね?

地磁気(ちじき)とは?

地球が持つ磁性(磁気)及び、地球により生じる磁場(磁界)のこと
地球の大気や水の宇宙空間への拡散を防ぎ、地球に降り注ぐ宇宙線や太陽からの紫外線を減らす一助を担っており、地球の生命を守る役目も果たしてる。

方位磁石のN極が北を指すのも地磁気の影響だね。

発見の原因はおしっこ!?

犬の驚くべき帰巣本能は数々の逸話を残していますが、彼らが何を基準に帰巣を行っているかは不明でした。
しかし近年に行われた研究によって、犬は排尿時に身体の向きを南北の線に合わせる姿勢をとることが報告されており、
犬が地磁気を利用して帰巣行動を行っている可能性が浮上しました。

ナゾロジーより

確かに同じ場所でおしっこするとき毎回似たような方向を向いていると思っていたけど・・・
あれは癖なんかじゃなくて、地磁気を捉えて向きを決めていたってこと!?

ワンちゃん帰宅大実験

犬の帰巣行動には、
・やってきた道を匂いの記憶を頼りに戻っていく『トラッキング(追跡)帰宅』
・全く新しい道を開拓しながら戻る『スカウティング(偵察)帰宅』
の2種類があることが知られています。

そこで・・・

研究チームは、27匹の犬にGPSを取り付けて、のべ622回の帰巣行動を広大な森の中で記録しました。
帰巣先は、その日飼い主と一緒に冒険をはじめた場所であり、犬たちは毎回、始まりの場所に飼い主がいることを期待して、帰巣行動を繰り返したとのこと。
実験によって行方不明になった犬は一匹もおらず、飼い主が待つ方角や実験開始時間など条件を変えても、全ての犬が帰巣を完了しました。

ナゾロジーより

研究チームは得られたデータを分析し、犬たちの帰巣パターンを調べました。

結果、全帰巣パターンのうち、
トラッキング(もと来た道を辿る)は399回、
スカウティング(新しいルートで帰る)は223回行われ、
50回はトラッキングからスカウティングに変化したものでした。

ほほぅ・・・

分析から得られたこと

トラッキングで帰巣した犬は開始直後は辺りをランダムに散策した一方で、スカウティングで帰巣した犬はどの個体も、開始直後にまず地磁気の南北にそった方向に、20mほど走り抜けた後に、帰巣をはじめたのです。
この南北の軸に沿った移動は「コンパスラン(方位測定走り)」と言われており、地磁気を元に帰巣する動物によくみられる行動です。
研究者は、犬はコンパスランを行うことで、地球の磁場に対してこれから辿るべき方向(飼い主が待つ冒険をはじめた場所)を再構成していると結論しました。

コンパスランを行って地磁気を知覚していたッ!!
もし、道に迷ったら犬に先導してもらえればなんとか帰宅できそうだね。

地磁気を知覚できるとどういった視界に映るんだろう?
地磁気を座標データに変更して、
マインクラフトみたいに表示されていて、それを追いかけていたりして?

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