小説

【厭魅の如き憑くもの】信仰の盲点を突いた隠れ先【三津田信三】

『厭魅の如き憑くもの』文庫表紙

『厭魅の如き憑くもの(三津田信三 著)』の感想レビュー。

あらすじ

神々櫛(かがぐし)村。谺呀治(かがち)家と神櫛(かみぐし)家、2つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。
戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。
本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ第1長編。

感想

因習が色濃く残る神々櫛村。
背景の儀式やしきたりの説明が最初に長々と出るのが刀城言耶シリーズの特徴。
これが僕にはしんどいや・・・
早く事件よ起こってくれ~ッ!!

登場人物の読みが同じなのも読みづらい原因なのかも。
谺呀治家の女性陣はほとんどが『さぎり』という名前。
一番年上から・・・
叉霧
早霧
嵯霧
小霧
紗霧
小説ならではの手法だけれど・・・
読みづらいことこの上ない!

ちゃんと、書き間違いが無いようにしているんだろうなぁ!?えぇ?

という訳で、犯人はサギリなんですわ。
かかし様の霊力を宿したサギリが犯人なんですわ!!

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