日記

プラスチックごみを細かくしてくれる生物がいた!?

プラスチックごみ

現在、世界中でプラスチックごみが問題になっております。
なぜ問題になっているかというと、プラスチックは人間が作り出した化学製品であり、
自然環境が分解できない構造のため、その辺に捨てられた状態のものが永遠に残ってしまうのです。

ほら、山とか海とか自然に遊びに行ったのにプラごみがあったら嫌じゃん?

しかも、景観だけでなく生態系にも影響が出ているようで、
例えばウミガメが好物のクラゲと間違えてビニール袋を食べてお腹の中で詰まって死んでしまったり、
漂着した網なんかが海鳥の足に絡まって脱出できなくなったり、
と、問題が山積みなわけです。

便利だけど投棄ごみになると途端問題児になるプラスチックくん。
そんなプラスチックごみを細かくしてくれる優秀な昆虫がいるようなのです!

プラスチックを分解せよ

プラスチックを細かくしてくれるのは、河川にいる甲殻類たち
マイクロプラスチックとよばれる、細かいプラごみをさらに細かく分解してくれるそうなのだ。
分解といっても、プラの構成的には何も変わることが無くただ細かくするだけ。
見た目が分からなくなるくらい細かく細かく・・・
マイクロサイズからナノサイズへ刻み込んでくれるのです。

これで、景観問題は解決だね!
なんて思っていたら、他の問題が出ているようなのです。

マイクロ(ナノ)プラスチック問題

近年、淡水・海洋生物やプランクトンの体内からは微小なプラスチックが検出されるようになっており、環境問題として注目されています。

微小なプラスチックには、サイズが100nm~5mmのマイクロプラスチックと、100nm以下のナノプラスチックが含まれており、特にマイクロプラスチックは海洋生物の消化不全や胃潰瘍の原因となってきました。

また、マイクロプラスチックが断片化してできるナノプラスチックは細胞膜を通過して細胞内に入り込みダメージを与えるおそれがあります。

食物連鎖の中でナノプラスチックが蓄積されていくことで、時間と共に生物全体に悪影響が出るかもしれません。

もちろん、現在の段階では、ナノプラスチックが生物に与える影響ははっきりと分かっていません。
しかし、潜在的な危険度を考えるなら、マイクロプラスチックよりもはるかに問題視されるべき物質だと言えるでしょう。

ナゾロジーより

こういうこと?
・プラスチックが分解されてナノサイズになると、無意識に身体に入れてしまい悪影響を及ぼすおそれがある
・ナノプラスチックは細胞膜をすり抜けて細胞内に侵入するおそれがあるため、人間を含む生物への悪影響が懸念されている

分解(細かくなったから)されたからヨシ!
とかじゃないんだね。

ナノプラスチックを取り込んだプランクトンを魚が食べてそれを人間が食べて・・・
と回りまわってプラスチックを作った自分たちに返ってくる。

自業自得と言ったらそれまでだけど、改善できるものならしたいよ。
ちゃんごゴミはゴミ箱に。しっかりまもっていきましょう!

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