高齢者のボケ防止に対策で、脳トレをする活動を耳にすることがあります。
が、この脳トレ、効果がほとんどないらしいのです。
もくじ
脳トレが無意味!?
近年、「脳トレ(脳力トレーニング)」と呼ばれるトレーニングメソッドが、脳に刺激を与え、ボケ防止に役立つということでブームになっています。
ただ「脳トレ」は残念ながら、認知症予防という観点からはほとんど無意味だということが、最近行われた海外の研究で明らかになっています。
『ネイチャー』や『JAMA』(アメリカの医学会雑誌)のような超一流の医学誌に、この効果にまつわる大規模調査の結果が発表されています。
たとえば言語を記憶する、問題解決能力を上げる、問題処理の能力を上げるというようなトレーニングをさせた場合、練習した課題のテストの点だけは上がるのですが、ほかの認知機能がさっぱり上がらないことがわかっています。
つまり、与えられた課題のトレーニングにはなっても、脳全体のトレーニングにはまったくなっていないことが確認されたというのです。
脳トレに強いボケ老人の誕生とか、誰も救われねぇ・・・
日本の認知症事情
70代になると、いよいよ認知症が他人事ではなくなってきます。
認知症の有病率は、70代前半までは世代人口の5%。
70代後半に入ると8~10%弱の人が認知症になります。
日本では認知症患者の6割以上がアルツハイマー病を原因疾患とする「アルツハイマー型認知症」だとされています。
アルツハイマーは遺伝要素も強いんだってさ。
ボケ予防に効果的なのは・・・
いったいどうやって「頭を使う」といいのか。
私の経験上、もっとも効果が高いと感じられるのは、人との会話です。
他人とのおしゃべりでは、自分の話したいことに対して相手から反応が返ってきますし、強制的に頭を働かせなくてはいけない局面が増えます。
もちろん、仕事や家事も複数の知的作業をともなうので、「頭を使う」ことにつながります。
「生涯現役」というスタンスも、有力な脳のトレーニング法といえるでしょう。
僕の実父、貯金と年金だけで暮らしていけるから引退後、何もしてねぇ・・・
完全にボケ老人路線に乗ってしまっている。
会ったらなるべく会話するように心がけているけれど、もっと他人と会話させたいよなぁ
なるべく外出させるようにしたいんだけど、どうすればいいんだろう?
ボケて本人だけが苦労するならいいけど、確実に僕にも迷惑がかかるからなぁ
なんとか、他人と関わる日常を創り上げたいところだけれど・・・
追記
実父、若い頃登山が趣味だったので、登山に連れて行くことにしました。
結果、膝を痛めて療養に・・・
筋肉弱くなったら余計外出なくなっちゃうよぉ・・・