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【特許やぶりの女王】Vtuberの特許侵害って一体なに?【南原詠】

『特許やぶりの女王』ソフトカバー表紙

小説『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来(南原詠 著)』の感想レビュー。

あらすじ

特許権を盾に企業から巨額の賠償金をふんだくっていた凄腕の女性弁理士・大鳳未来が、相方の弁護士と共に防衛専門の特許法律事務所を立ち上げた。
今回のクライアントは、映像技術の特許権侵害を警告され、活動停止を迫られる人気VTuber・天ノ川トリィ。
調査に乗り出した未来は、さまざまな企業の思惑が絡んでいることに気づき、いちかばちかの秘策に・・・!
奔走するも追い込まれた未来は、いちかばちかの秘策に打って出る。

弁理士ってなに?

弁理士とは、特許権や商標権などで広く知られる「知的財産権」に関する専門家で、個人発明家や企業に代わって知的財産の申請や保護をするのが仕事です。
弁理士試験の合格率はわずか一桁で、文系の司法試験に並ぶ理系の最難関の国家資格ともいわれています。
「発明を生かすも殺すも弁理士次第」といわれており、権利の書き方ひとつとっても様々なコツがあります。
発明や技術がすごくても、そのことをきちんと理解していない人が書くと、取得した権利がとんでもないものだったということも起きてしまいます。

公式サイトより

感想

僕も少しだけVtyouverは知っているからね。読んでみておっとなった。

元ネタがあるんだよね。
にじげんさんじげん → にじさんじ
エーテル・ライブ → ホロライブ
ブラックホール・フェス → ???

これくらいのにわか知識だけどね。
Vtuber活動ってパソコンで配信しつつ、スマホで顔認証しているのかと思ったらちゃんとした機材でやるんだね。
機材の精度次第でキャラクターとの連動性も上がり、より人間らしく振る舞える。

本作は、天ノ川トリィというVtyouberがフリマで買った撮影機材が高性能すぎた問題。
野良機材だったはずなのに、最新レーザー技術を使用しており、それが特許侵害として、レーザー技術を持つ企業から訴えられたというもの。
運動神経バツグンの天ノ川トリィの魅力を伝えきるには、最新レーザー技術と膨大なデータ量の転送行う5G技術が組み込まれたフリマの野良機材を使用しなければならない。

エーテル・ライブ稼ぎ頭の天ノ川トリィの魅力を落とさずに使用し続けることができるのか?
依頼された仕事は絶対受ける弁理士・大鳳未来は、落としどころを模索し続ける。

Vtuberという新しい話題と特許侵害を組み合わせた作品。
特許のことも分かりやすく説明してくれるのでサクサク読むことができた。
オススメ!

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