ダイヤモンドは永遠の輝き!
地球が数十億年もかけて地殻の奥深くで激しい熱と圧力を与え続けて作られた最強の過保護引きこもりがダイヤモンドなのです!
が、人類はなかなか強欲なもので、人工でダイヤモンドを作れないか?と考えた結果・・・
地殻と同様の状況、
・温度約900~1,300℃
・圧力は地表の約5万倍
を作り出し人工ダイヤモンドの生成に成功しました。
※実際は、もっと効率的に行っているようですが
が、人類はなかなか強欲なもので、
もっと簡単にダイヤモンドは作れないか?なんて考えてしまう。
そして、常温で人工ダイヤモンドの生成に成功したのだ!
やり方は簡単。
ギュっと手のひらで思い切り握りしめるだけ。
範馬勇次郎のダイヤモンド生成は嘘じゃなかった!?
常温人工ダイヤモンドの作り方
映画スーパーマンの中には、スーパーマンが石炭を強く握りしめてダイヤモンドを作るという有名なシーンが登場します。
当時これを見て、真似して石炭や木炭を握りしめ手を真っ黒にした子供も多かったようですが、これは科学的に正しいものだったようです。
今回の研究は、このスーパーマンがやってのけたのと同じやり方でダイヤモンドを合成したのだといいます。
チームが実験したのは、黒鉛のような炭素の小さなチップの両端を非常に高い圧力にさらすという方法でした。
今回の実験の特徴的な点は、これまでの研究とは異なり圧力のみを加え、熱は一切加えなかった点です。
ここで与えた圧力は80ギガパスカルを超えるもので、バレエシューズの先端にアフリカゾウ640頭分の重さをかけるようなものだと表現されています。
そんな強い圧力のみによって、実験は2種類のダイヤモンドを形成させたのです。
は、範馬勇次郎は間違ってなかった?
握力は一体何Kgになるんだろう?
ダイヤモンドにも種類があった?
ダイヤモンドは炭素の結晶ですが、この結晶構造は実は1つだけではありません。
通常、宝石店に並ぶようなダイヤモンドは、炭素原子が立方体に並んだ結晶構造を持っています。しかし、この炭素原子が六角形に配置された結晶構造も存在するのです。
それがロンズデーライトと呼ばれるダイヤモンドです。
常温人工ダイヤモンドは、ロンズデーライトダイヤモンドの構造をしている。
ロンズデーライトは、通常ダイヤモンドよりも58%も硬いかもしれないとのこと。
鉱石一硬いダイヤモンドの1.5倍も硬いとか、ダイヤモンド界の頂点かよ!?
まとめ
そんなロンズデーライトダイヤモンドが設備さえそろえば数分で生成可能な今回の技術。
様々な工業製品への転用が考えられますねぇ・・・
でも、天然ダイヤモンドの方が価値があるよ!
なんて世論は覆らないんだろうな。