『小児科医が教える 子どもの脳の成長段階で「そのとき、いちばん大切なこと」(奥山力 著)』の感想レビュー。
面白かったから読んでみな。
と貸してもらった本。
僕、子どもいないんだけれど・・・
と思いながらも、読んでみると中々に面白いのであった。
本の紹介
子育ての答えは、全部「子ども」のなかにあります。
そのために必要な「子どもの視点」と「子どもの声を聴くコツ」を、エビデンスと現場に精通する小児科医の先生が教えます。
子育てに関して「わが子を東大に入れた~」などをはじめ「経験論的な情報」も多いですが、子どもは1人ひとりちがうため、子育て本や育児書に書いてあることをやっても、必ずしもそれが、わが子にもうまくいくとはかぎりません。
なぜなら、兄弟や姉妹でも、子どもは1人ひとりちがうからです。
そして、子育ての答えは全部「子ども」のなかにあります。
そのために必要な、今あなたの目の前にいる子どもを見る目を養うための「子どもの視点」と「子どもの声を聴くコツ」をエビデンスと現場に精通する小児科医の先生が教えます。
著者は「子どもの脳の発達のメカニズム」をはじめさまざまな研究結果によるエビデンスと、臨床の現場だけでなく学校、施設などにも赴き、また世界で最も教育先進国として知られるフィンランドで学んだ経験なども踏まえて、理論と実践の両面をカバーしています。
この本では、そうした知見をもとに、次のような実践的なメソッドもたくさん紹介しています。
1章:子どもの脳の成長ごとに「そのとき、いちばん大切なこと」
2章:子どもの脳の成長段階ごとに「適切なコミュニケーション」
3章:「ほめる」と「無視」と「ペナルティ」の効果的な使い方
4章:「折れない心」は安心感があると育つ
5章:「愛着」や「発達」の問題は、けして他人事ではありません
6章:世界一の教育先進国フィンランドで学んだ「子育てで大切なこと」
感想
子どもを三つの段階
幼児期(~小学校入学)
学童期(~小学校高学年)
思春期(小学校高学年~)
に分けて、それぞれに最適なやりとりを紹介している。
僕が面白いなーと思ったのは、「あえて無視をすること」。
騒いでいる時に構ってしまうと、”騒いだら構ってくれる”という認識になって、次も騒ぐようになるんだって。
かといって無視しすぎるのも根本解決にならなくって、
騒ぐ→構ってくれる
の騒ぐの部分を何か別のものに置き換える必要があるのだそうだ。
親が喜ぶ(楽な)ことで親が構うようにすれば、子どもはその行動を取るようになる。
面白いなーって感じました。
他にも色々学んだけれど、その知識が生かせる場面はいつくるのだろうか・・・?