僕から見て、父方の祖母はとても自由でどうしようもない人間です。
本当はクソババアと表記したいくらいなばあちゃんなのです。
そんなクソババアばあちゃんのエピソードを一つ紹介。
父方の祖母がリハビリセンターに入院していた時の話。
もくじ
ばあちゃんの現状
その前にばあちゃんはどういう人間なのかを少し話したい。
車で二時間程度の場所に別居している父方の祖父母。
長年の不摂生がたたり糖尿病になっているばあさん。
今日も『カロリーメイトは健康食』という、
ゼロカロリー理論も真っ青な超理論を展開し健康維持に努めていました。
椅子からモノが落ちると拾わずに放置、汚部屋化。
生死を左右するインスリンが地面に落ちているとは思わないよ。
そんな悠々自適に過ごしていた日々がついに終わりを迎える。
親父が定年退職を機に祖父母家に介入し始めたからさあ大変!
上記の行動が全て白日の下に晒され、
僕も呼び出されて家の大掃除を断行。
ほとんどのものは捨てられ、
長年好き放題食べていたものが全て管理されてしまう事態に!
住環境の改善、
食事の改善、
最後に本人の改善が始まり、膝の皿を人工骨に交換した。
そうして、運動能力回復のためリハビリ施設に入院することになったのである・・・
リハビリセンターの独自通貨
その病院では、独自通貨を発行していて、
リハビリや毎日の作業(掃除やごみ捨てなど)を行うと独自通貨が支給される仕組みになっている。
独自通貨は、病院内の売店やサービスに利用できる。
この制度のおかげでリハビリ嫌いの老人たちも自分から進んでリハビリを行うようになったとか。
独自通貨を使って売店でアイスを買って見舞いにくる孫を待つなんて老人もいて、
リハビリセンター内に活気が出てくる素晴らしいシステムだと思った。
だが、うちのババアはこのシステムを悪用していたのだ・・・!
シードの導入により、「できることは自分で」取り組まれるようになったお客様が増えました。
稼ぐためのリハビリへの意欲、
通貨を支払うことの満足感、
枚数を数えることが手の機能訓練に、計算することが頭の体操になっています。
髭剃りを自分でするとシードがもらえることになったら、やってもらうのが当たり前だったお客様が、積極的に自分で行なうようになりました。
お客様は、シードを数えないと帰ろうとしません。
一日に何度もシードを取り出して数えている方もいらっしゃいます。
月に1回の珈琲チケット特売日に合わせてシードを貯めていらっしゃいます。
シードがたくさんもらえるリハビリプログラムが人気です。
うちのばあちゃんの場合
ばあちゃんは後天的な糖尿病。
自分の意思が弱く我慢が出来ないから糖尿病になったお方。
どれくらい我慢が出来なのかというと、
親父に食事を管理され始めた初期の頃、
家に誰も居ないのも見計らって【冷蔵庫の食べ物を漁っていた】というくらいには我慢ができない。
あの時の親父の嘆きっぷりといったら・・・
「実母の対策で、冷蔵庫前に鍵付きの柵を設置する羽目になるなんて・・・」
悲しすぎるわ。
さて、そんなババアばあちゃんが売店使用可能な独自通貨を手に入れたらどうなるのか?
・・・食べるのである。
隠れてチョコレートを食べるのである。
最初に違和感に気づいたのは僕。
レンゾー「ばあちゃん、このチョコレート何?」
婆「お前のためにチョコレートを買ってきたんだよ」
そのチョコレート、封が切れてたんだよなぁ
最終的には、リハビリセンター職員に謝られたことで事態が判明した。
職員「おばあちゃん、売店で食べ物を買っていまして。
糖尿病なのに管理が行き届かなくて申し訳ありません」
いやいやいやいや!
病院は悪くないから!
あの時の親父の嘆きっぷりといったら・・・
「実母ながら情けなさすぎる・・・」
悲しすぎるわ。
ばあちゃんの容態
そんなばあちゃんだけど、
親父が介入することによって、生活環境がかなり改善された。
かなり長生きするんだろうなぁ
僕もたまに手伝いに行くけど介護って大変だよ。
それが老々介護なら尚更だね。
あと、最後に一言言わせてくれ、
クソババア、おむつ変えている時にションベンするんじゃねぇッ!!
おむつはもう一度替えなくちゃならないし、
ベッドのシーツは交換だしよぉ
なんでこのタイミングでするんかね?