青森県のおばあちゃんちに遊びに行くと、朝食、夕食問わず、一回は出てきたホヤの刺身。
塩っ辛くて正直好きな味ではありませんでした。
こうね、滋養がありますよっ!って濃い味なんですわ・・・
そんなホヤなのですが、なんと人間と同じでホヤも驚くと呼吸?が止まるという研究結果が!
・・・すんげーニッチな研究結果。
こんな面白いニュース、みんなにお知らせしなくっちゃ!
なんておもったけど、僕はこうやってホヤに触れる機会が何度かありましたが、
普段、ホヤって食べますか?
あまり馴染みがある食材じゃないと思うんですよね。
・・・よし、まずは。ホヤ君のグロテスクな見た目から味まで紹介しちゃおうかな!
もくじ
ホヤについて
ホヤは貝ではありません。実は、動物に近い脊索動物門の一種に分類されています。
ホヤは貝だと思われがちですが、生物学的に貝でもなく、魚でもありません。
実は、動物に近い脊索動物の一種として分類されています。
ホヤ(海鞘)は海産動物の総称。
その名の由来は「ランプシェード」に当たる火屋(ほや)に形が似ているからと言われ、凹凸のあるその形状から「海のパイナップル」と呼ばれています。
ホヤの仲間は日本だけでも百数十種程もいると言われています。
そのうち食用とされているのは「真ホヤ」と「赤ホヤ」など、ごく一部。
三陸で生産(養殖)されている「真ホヤ」はホヤの王様と言われています。
殻に凹凸があり、身が黄色く「肉厚な身」と「甘み」が最大の特徴です。
えっ、ホヤって貝じゃなかったの!?
食感はね、「肉厚な身」は確かにそうだけど、
「甘み」は無いんだよなぁ・・・
あの塩っ気の奥に甘みがあったのかなぁ
ホヤも息を止めるんだぜ?
そんな見た目グロテスクなホヤですが、彼らも驚くと息を止めるようなのです。
しかも人間と同じ仕組みで。
実は、驚いて息を止めてしまうのは人間だけではありません。海産動物であるホヤも驚きで息を止めてしまうことがあるのです。
これまで、ホヤが息を止めてしまう仕組みは謎でしたが、日本の弘前大学農学部生命科学部の西野敦雄准教授らは、その仕組みを解明しました。
ホヤの呼吸停止は、ヒトの脳や免疫系で重要な役割をもつ受容体が、繊毛の動きを止めることから生じていたのです。
なにかの研究の副産物なのだろうか?
それともこれを突き止めるために研究していたのか?
専門的な話
ホヤの入水孔や出水孔など敏感な部分を触って驚かせると、繊毛運動が急に止まることがあります。
繊毛運動が止まるので、当然、呼吸も止まります。
この作用自体は以前から知られていましたが、その仕組みの詳細は不明でした。
これは、他の生物の繊毛運動停止にも共通することです。
この点を調査するために、西野氏らはホヤのえら組織を使った実験を行ないました。
実験では、繊毛運動を継続させた状態で、繊毛細胞を露出させました。
そして、その部分に神経伝達物質であるアセチルコリンを噴射することで、効率的に繊毛運動を停止できることを発見しました。
さらに、アセチルコリンを感知する遺伝子を分析することで、ホヤが持つ「α7型アセチルコリン受容体」こそが、神経入力に応じて繊毛停止反応を引き起こすと原因だと判明したのです。
繊毛って細い毛の事だよね?
鼻毛みたいなの触って驚かせると動きが止まるんだキャッキャ!キャッキャ!
↓
アセチルコリンを噴射させるとホヤが持つ「α7型アセチルコリン受容体」こそが、神経入力に応じて繊毛停止反応を・・・
!?
は、鼻毛の話じゃないの・・・?
まとめ
かる~く読める雑学ニュースかと思いきや、突然専門的な話になるんだもんな・・・
人間の医療にもどうのこうのって話にまで発展していたよ。
これでホヤに興味を持った人!(いるのか?
ぜひ、ホヤを食べてみてくださいね。
※できれば刺身で
滋味がすんごいから。