食中毒の原因一位が寄生虫アニサキスだって知っていました?
僕はてっきり、ノロウイルスとか、O-157とかが一位だと思ってたよ。
寄生虫(線虫)の一種。
アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで、 アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
◆ 急性胃アニサキス症
食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
◆ 急性腸アニサキス症
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
さて、何年間も不動の一位を守ってきたアニサキスくんですが、ここ最近では、更に感染者の数を増やしているそうなのです。
その原因はクジラ。
クジラはアニサキスの最終宿主で、クジラの糞にアニサキス(卵含む)が混じっており、それを魚が食べると魚がアニサキスに感染。
感染した魚を人間が食べて・・・
現在、世界情勢が捕鯨禁止の流れで、クジラの頭数が増えている=ふんの量も増えるわけで・・・
必然的にアニサキス感染魚が増えているという構図なのです。
アニサキスを殺す方法
アニサキスを殺すには、
・冷凍(-20℃で24時間以上冷凍)
・加熱(70℃以上、または60℃なら1分)
冷凍技術が発達しているとはいえ、冷凍で美味しく食べれるのは正しい解凍技術をもったチェーン寿司屋くらいなもの。
もう、庶民はお刺身を食べることはできないの?
アニサキスを殺す方法、最新
100メガワットの電流を魚に流す!
参考:yahooニュースより
ジャパンシーフーズが熊本大学などと連携し開発した冷凍・加熱以外でアニサキスを殺虫する方法として、「パルスパワー」という瞬間的な超巨大電力を用いた新たな殺虫方法を開発。
切り身に100メガワットの電気を瞬間的に流すことで、アニサキスを殺虫する仕組みだ。一度に3キロのアジの切り身を6分で処理できる。
瞬間的に電流を流すことで、魚は焦げずにアニサキスだけ殺す。
面白い技術だ。
普及すれば、アニサキスに怯えずに刺身を食べることができるんだね!?
ただ、アニサキスの死骸は残るので、アニサキスアレルギーの心配は常に存在してしまうみたいだ。
アニサキスアレルギーって結構えげつないんだよね。
魚が一生食べれなくなる!?アニサキス・アナフィラキシーについて