登山&歩行

富士山登山を振り返る須走口ルート

2014年に富士山に登ってきたときの話。
色々と登り方があるみたいなので、登山計画の参考になればと思う。

もくじ

富士登山って何?

「富士山~?人が多すぎてゲロンチョな山でしょ?」
「整備も行き届いてて登りやすい山ジャン」

そんな訳で敬遠していたんだけど、友人に誘われて、
せっかくだから・・・と登りに行ってきたのだ。

予備知識がゼロのため情報収集。
・富士山は、7~9月中旬に一般に向けて登山道が開放される
・ご来光登山(山中で一泊して、日の出前に山頂付近へ到着。日の出をみる)が人気
・休日、お盆が混む
・四つある登山道のうち、吉田ルートは、登山客が全体の57%で一番混む
・5合目までは車でいけるけど、登山道開放中はマイカー規制がかかる

ふーむふむ。ナルホドー
ご来光、吉田ルートを外せば少しは登り易いのかな?
どこから登ろうか、さらに調べていくと、
須走ルートの須走口五合目駐車場は、平日のマイカー規制が無いということが判明。
これだ!!

登山プラン

・前夜に須走口五合目で車中泊
 ※少しでも高い標高で高地に体を慣らす意味もある
・当日、日の出とともに登山開始
・山頂までアタックし、日帰り

その後、富士登山経験者から、
「紫外線やばいよ。あれはマジやばいよ」
「マジさむいよ。あれはマジやばいよ」
等など話をきいて、対策を講じたんだけど、防寒だけは最後まで不安だった。

結局、日中登山で、かつ当日は天気良好だったから終始半そでだったけど。
天気崩れたらどうなっていたかわからんね・・・

今回の登山は、合計11時間2分だった。
登山   6h15m(04:45-11:00)
お鉢巡り 2h00m(11:00-13:00)
下山   2h45m(13:00-15:45)

個人的な感想

天気

一番寒かったのは、車中泊だという罠。
この時間に山頂に居るご来光組は、凄まじいな・・・
登山開始30分ほどは、長袖で登っていたけど、以降は下山まで半そで。
天気に恵まれて良かった。

日焼け止め

その代わり日差しが強い。
始めて日焼け止めを使った。
一回塗れば一日持つのかと思ったら、二時間置き位にヌリヌリするのが効果的らしい。

ストック

自分以外の登山客が皆ストックを使っていた。
日本最高峰の登山という過大評価と生来のビビりから、
本六合目の売店で『ひのきのぼう(小)』を購入。1000円。
サービスで焼印を入れてもらい、ストック代わりに使った。

焼印

富士山の様々な場所で『ひのきのぼう』に押してもらえる。
一回200円。
俺は、上記の本六合目と山頂で押してきた。
山頂店員「山頂は300円にナリマース」←ナニッ!?

中には全登山口、全ヶ所焼き印コンプリートなる猛者もいるらしい。

須走りルート

今回登った、須走りルートの須走り(すばしり)の由来は、
・富士の嶺よりまっすぐに走るのが直走(すぐばしり)。これが変化して須走となった。
・富士山に砂が多いので、その砂が走って須走となった。

という二つの説があるらしい。すっごい滑るよ!
須走りルートは登りと下りで経路が違っていて、下りの地面はほぼ砂。

この砂のお陰で、下りは驚異的なタイムをたたき出したんだけど、
登りにもちらほら砂地の場所がある。これがすっごい登り辛い。

人口密度

予想していたよりも少なかった。
テレビや写真で見たのは、マジにピークな時みたい。
ただ・・・

八合目

ただ、八合目から吉田ルートと合流する。
そこから山頂までは軽い渋滞だった。

山頂

山頂に到着!ここで富士山は”一応”登頂扱いとなる。

お鉢巡り

山頂をぐるっと約一時間半程度で回れる。
回る方向は自由らしいけど、
神社仏閣と同様の感覚で、右回りにした。
たぶん、左回りのほうが楽。

剣ヶ峰(けんがみね)

お鉢巡りの道中にある正真正銘富士山頂。
須走りルート山頂 3,706m
剣ヶ峰山頂 3,776m
その差70m。
その差をどう捕らえるかが、剣ヶ峰への挑戦動機になる。
ちなみに、剣ヶ峰から一番遠い場所にあるのが須走りルート山頂。

昼飯

山頂で食うカップラーメンは最強だぜ!!
沸騰したお湯を入れたのに麺が固い。
標高高いと沸点が低くなるってのは、本当だったんだ。
体験することが大事。

下山

霧が出てきて視界不良。
目的地はあと少しのはずなんだけど・・・
精神的な疲労が蓄積していく。

総評

道しるべもちゃんと整備されているし、常に人が居るから地図が無くても登れる。
よく聞く、普段運動しない人でも登れる。ってのは疑問が残る。
日帰りより、一泊ご来光のほうが楽なのかな?
暗いし、寒いから余計に辛い気がすると思うのだけれど・・・

人が少ない日を選んだつもりなんだけど、普段行く山よりは人が多い。
登山のストレスは、自分のペースで登れないことってのがあると思う。

ご来光に固執しない、時間が無い人は、この日帰りプランで登ってみることをオススメする。

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