まだ、実家にも緑が多かった小学生時代。
親父にねだって夜中にカブトムシ取りにつれて行ってもらったのも懐かしい思い出。
友人たちの情報交換の場では、
・あそこの木には沢山カブトムシが居た!
・罠を作るにはバナナと焼酎がいい
・夜10時ごろより朝3時ごろの方がカブトムシが沢山とれる
なんて夏休み、ラジオ体操の場で情報交換をしていました。
今なら簡単に最大効率な情報が手に入りますが、当時はあの手探り感が楽しかったというか・・・
大人になった今、一体なにが最適解だったのか?
興味本位で調べてみてしまった結果、面白い研究結果を発見したので紹介します。
利用する植物の種類によって、カブトムシの活動リズムが変化することが判明!
参考:HUFFPOSTより
小学生が、大学講師との共同調査で、「カブトムシは夜行性」との常識を覆す発見をした。
調査をしたのは埼玉県の小学6年、柴田亮さん。
柴田さんは2019年と2020年の夏の間、早朝から深夜にかけて1日3〜5回、自宅の庭の外来植物シマトネリコにやってくるカブトムシの個体数を数えた。
162の個体に番号をつけて識別し、それぞれの個体が餌場に滞在した時間を調べた。その結果、深夜0時ごろに個体数がピークになるものの、夜が明けて明るくなっても多くの個体がシマトネリコにとどまり、エサを食べたり交尾をしたりと活動を続けたという。
個体数が最も減少する正午ごろでも、ピーク時の半数ほどを餌場で確認できた。
NHK出版『みんなの趣味の園芸』のサイトによると、シマトネリコの原産地は日本(沖縄県)、台湾、中国、フィリピン。常緑性で、日陰でも育つという特性がある。
「クヌギなどの植物を利用する場合、カブトムシは完全な夜行性であることが知られていましたが、利用する植物種によって活動時間が変化することが本研究から示されました」と解説している。
シマトリネコの樹液を吸うことでカブトムシが昼間でも活動することになったという調査結果。
カブトムシが夜に活動する理由は、黒い体が保護色になって天敵から身を守ることができるからだと思っていたのに、
単純に食性から来るものだったなんて・・・
ただ、昼に活動していたカブトムシはカラスなどの夜襲われないはずの天敵に捕食されていたらしいから、
昼に活動するメリットは無いと思うんだけどなぁ
そんなにシマトリネコの樹液が魅力的だったのだろうか?
まとめ
膨大な量のフィールドワークが見せた研究結果。
凄いな小学生!
僕なんか、カブトムシを飼育するだけでその生態には何の疑問も持ってなかったからね。
ちょっとした日常に対する感性が大事なんだなぁ・・・