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ミステリ小説『霧越邸殺人事件(綾辻行人 著)』の感想レビュー。
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あらすじ
帰路の山道でバスが故障し、劇団『暗色天幕』の面々は徒歩で駅を目指すことにした。
ところがどこかで道を間違えてしまい、だんだんと雪がちらついてくる事態に。
完全に道に迷い、雪が吹雪始めてしばらくたった頃、眼前に巨大な洋館が現れた。
一同は、吹雪が止み、下山が出来るまで洋館『霧越邸』に避難させてもらうことにするが、
そこで、『暗色天幕』の一人が殺されてしまう事件が発生する。
犯人は一体だれなのか?
感想
吹雪で外界との交通手段を失った館。
電話線も切られクローズドサークルと化した。
ただの舞台装置だと思った『霧越邸』だけど、不思議な力が備わっているようで、様々なポルターガイスト現象が発生する。
何か妙な現象だなーと思いつつも、被害者を暗示していたり、犯人を言い当てていたりと屋敷に意識があるような現象。
善意のある屋敷だったけど、その不思議空間に毒された犯人は殺人を犯してしまう・・・
そんなストーリー。
個人的には、犯人の心情も理解できるんだよなぁ
美しいものは美しい状態のまま留めておくべきだ。
→これ以上老いないように殺した
犯罪の口封じのために殺すよりは、こっちの動機の方が僕は好き。
理解しがたい狂気をまとった理由ね。
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