日記

サギに丸のみされたウミヘビが胃袋を突き破って脱出

サギ

動物写真家っていうのは時たま凄い写真を撮影します。

アマチュアカメラマンのサム・デイヴィスさんはその日、キツネやワシなどの野生動物を撮影しようと、メリーサンド州の自然保護区へと足を運んだ。
ふと上空を見ると、サギを追って飛ぶ2羽の若いワシが目に入り、夢中でシャッターを切った。

「そのサギの首には何かがぶら下がっており、その時はヘビが食いついているのだろうと思いました。ワシは獲物の臭いを嗅ぎつけ、サギを追っていたんでしょうね」
と当時を振り返るサムさん。

だが自宅に戻って写真の編集をしていたサムさんは、そのサギがかなり追い詰められた状態にあったのを知って驚いた。なんとサギはヘビに噛まれたのではなく、丸飲みにしたはずのウミヘビがサギの身体を突き破ってぶら下がっていたのだった。

Techinsightより

どんな状況かというと・・・写真はこちら

ウミヘビの生態?

『The Guardian』によると、オーストラリアのクイーンズランド博物館の科学者が今年初め、大きな魚などに食べられてしまったウミヘビは尻尾を使って捕食者の胃の壁を突き刺して穴を開けることを突き止めたそうで、サムさんが捉えたウミヘビも同様の行動をとったのではないかという。

他にも、体外脱出まではいかないものの、胃に穴を開けて脱出を試みたウミヘビの例は解剖から何例か確認されているようです。
蛇自身が小さすぎて、胃に穴を開けて脱出したのはいいものの、体外までには届かず、そのまま衰弱死してしまうんだとか。

丸のみの恐怖

生きたまま食べるというのがここまで恐ろしいことだったとは・・・
親によく噛んで食べなさい。
っていうのは、食物の消化吸収を良くするためって意味もあるんだろうけど、
口に入ってしまった寄生虫たちも物理的にかみ砕いて殺してしまうという意味もあったのかもしれないなぁ・・・
だって、日本人は刺身とかよく食べるじゃん?
生鮮食じゃん?
寄生虫の感染リスクって高まると思うんだよね。

生鮮食の恐怖

胃袋を突き破るといえば、アニサキス。
胃酸で死なないアニサキスくんが人間の胃壁から脱出しようとドリルするのが激痛を呼び起こす一種の食中毒症状。

今回のウミヘビはサギの体から飛び出している。
胃壁をホジホジされるだけで救急車レベルの激痛だというのに、この状況。
サギは相当な激痛だったろう・・・
そして、空いた穴は自己治癒でいるほどの怪我じゃないからそのまま衰弱死するのみ。
蛇が悠長にサギから離脱しないで待っているのは弱ったサギを食べるため!?

そんな、捕食者と被食者の立場が一転してしまった写真なのでした。

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