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小説『野良犬の値段(百田尚樹 著)』の感想レビュー。
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あらすじ
突如としてネット上に現れた、謎の「誘拐サイト」。
<私たちが誘拐したのは以下の人物です>
という文言とともにサイトで公開されたのは、6人のみすぼらしい男たちの名前と顔写真だった。
果たしてこれは事件なのかイタズラなのか。
そして写真の男たちは何者なのか。
半信半疑の警察、メディア、ネット住民たちを尻目に、誘拐サイトは“驚くべき相手”に身代金を要求する――。
日本全体を巻き込む、かつてない「劇場型犯罪」が幕を開ける!
感想
テレビ局や新聞社に復讐するために浮浪者を誘拐した犯人。
犯人たちはそれぞれ過剰な報道により、人生を狂わされていた。
浮浪者を誘拐して、身代金を要求して・・・
どんな復讐を達成するのだろう?
と思ってたら、お金だけ。
「お金だけかよ~」
なんてバイオレンス展開が無いことにガッカリしてしまった僕は、過激なことを求めすぎているような気がした。
でも、現代社会で殺しなんてリスク以外の何物でもないもんなー
創作だからって過激さを求めることも良し悪しだよね。
復讐は”身代金”だけで終わってしまったことに不満だったけど、
犯人サイドも含め、複数の視点からの物語展開は面白かった。
オススメ!
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