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【論語と算盤】ビジネスにおける普遍的な思想をまとめた本【渋沢栄一】

ビジネス書『論語と算盤』表紙

ビジネス書『論語と算盤渋沢栄一』の感想レビュー。

もくじ

本の紹介

明治から昭和にかけて、政治・財界、さらに社会公共事業に偉大な業績を残し、
”日本近代化の父”と謳われる渋沢栄一が、折にふれおこなった貢献を、
・処世と信条
・立志と学問
・仁義と富貴
・理想と迷信
・人格と修養
・算盤と権利
・実業と士道
・教育と情誼
・成敗と運命
の十項目に分けて集大成したものである。
本書は、昭和三年に初版が刊行されて以来、多くの人々に愛読された。
これは講和の内容がいかに深いものであり、普遍性を備えていたかを物語るものである。
それは年月を経た今日でも、時代を超えて現代に生きる人々に、勇気と忍耐と光明をもたらすにちがいない。

混迷の時代に生きるわれわれ現代人は、常にさまざまな壁に突きあたり、将来への展望を見失いがちである。
そのような時、この偉大な先達の魂にふれるなら、今を生きる喜びと、将来への力強い指針を得ることができるであろう。

言い訳

以前、『現代語訳 渋沢栄一自伝』を読んで、
なんだ、俺、読めるじゃん!
と自信満々になったので原本にてを出してしまったのだ。

けど、内容が難しくての半分も分らなかった・・・
漢語なんか出されてもよ・・・

本著は昭和60年に刊行された本。
文末によると、

今回の刊行にあたっては、常用漢字を使用し、
かなづかいも現代かなづかいに改め、読みやすくしました。

現代(昭和60年)の仮名遣いでも難しいよ。
現代(令和元年)の仮名遣いに変更してもらわなくちゃ。

・・・普通にあった。
図書館で借りたから仕方ないね・・・

感想

言葉遣いが難しく、読み終わるのにスゲー時間がかかった。
その中でも、僕がなんとか自分の中に落とし込めた内容で感想をば。

私(渋沢栄一)は最初、尊王討幕、攘夷鎖港を論じて東西に奔走していたものであったが、
後には一橋家の家来となり、瀑布の臣下となり、
それより民部公子に随行して仏国に渡航したのであるが、
帰朝してみれば幕府は既に滅び世は王政に変わっていた。

数行で書いてるけど、凄い半生だよな・・・

ただ食って、寝て、その日を送るだけの人であったならば、
それは生命の存在ではなくて、肉塊の存在である。

故に、日々に刺激が必要なんだ。

要するに、青年は良師に接して自己を陶冶しなければならない、
昔の学問と今の学問とを比較してみると、
昔は心の学問を専一にしたが、
現今は知識を得ることにのみ力を注いでいる

職業としての教師と、本来の意味の教師問題。
こんな昔から言われていたの!?

若いころに知識だけ詰め込んで頭でっかちになると、大人になって苦労するよ。
って話。

例えば、秀才はどんどん上達して高尚な仕事に向かったが、
愚鈍の者は非望を懐かずに下賤の仕事に安んじて行くという風であったから、
人物の応用に困るというような心配は少なかった。
しかるに今日では教育の方法は極めて良いが、
その精神を穿き違えているために、
学生は自己の才不才、適不適をも弁えず、
彼も人なり我も人なり、彼と同一の教育を受けた以上、
彼のやる位のことは自分にもやれるとの自負心を起し、
自ら卑しい仕事に甘んずる者が少ないという傾向である。

同じ教室に居るからこそ、追い付けると勘違いしてしまうアホたれ。
いるいる!
なんて思ってみたものの、自分もそうなのかもしれない。

上を見上げて渇望し足掻くけど、自分の能力以上の所には手が届かない。
けど、見上げるとその景色は見えちゃうんだよな。
なのに届かない、届けない。

我慢して今いる場所に収まるしかないのか?

まとめ

ハッと気づかされる言葉がちりばめられているけど、
終始、内容が難しい。あと読めない。

天地鬼神之道、皆悪満?、謙虚沖損、可以免害。

よ、読めねぇ・・・
※?の部分は漢字すら読めなかった。

もう少し知識がついたら読み返してみよう。
あと、現代語訳verをオススメします。

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