大麻を屋内で大量に栽培するためには、光量や暖房、熱を循環させる換気システムが必要不可欠だそうです。
イギリスのとある場所でも同様の施設が見つかりました。
家宅捜査の直前、警察は一日中建物に出入りする人を観察しており、建物は「広範囲の換気設備」と「配線」を有していることを発見しました。
また、警察が捜査に使用したドローンが建物の中から放出される大量の熱を検出していたそうです。
屋内で密かに営まれるマリファナ農場は、屋内でマリファナを栽培するために大量のライトや暖房、換気システムを使用します。
そのため、警察はこの建物が「違法なマリファナ農場」であると考え、家宅捜査を敢行。
家宅捜査の結果・・・
建物の中で見つかったのは、約100台のAntminer S9というビットコインマイニング用のマシン。
つまり、建物から放出される熱気はビットコインのマイニングにより生じたものであり、建物にあった大規模な換気システムはビットコインマイニング用のマシンを冷却するためのものだったというわけ。
ビットコインのマイニングは電気料金を支払っていれば違法ではありません。
しかし、今回の建物の場合は数千ポンド(数十万円)相当の電力を違法に使用していたため、麻薬捜査中の警察により、ビットコインマイニングファームは閉鎖されることとなりました。
なお、警察が押収したマイニング用のマシンは5000ドル(約55万円)相当のものだそうですが、マイニングを行っていた業者が逮捕されることはありませんでした。
大麻栽培と間違われるほどの換気設備と排熱量・・・
仮想通貨のマイニングって大規模設備なんだなぁ・・・
罪状は電気料金の未払い分のみ。
逮捕はされなかった。と。
マイニングによる電力不足は結構問題になっているみたい。
マイニング関係のニュースを読み漁ってみたけど、似たようなニュースがザクザクでてきて面白かった。
・自然豊かなリンゴの名産地が「ビットコイン鉱山」の街へと変貌した経緯とは?
・天然ガス発電所が60億円超を費やしてビットコインマイニング設備を導入
・国家レベルの電力を消費するビットコインマイニングの消費電力量をケンブリッジ大学が分かりやすく解説
・高騰し続ける仮想通貨Bitcoinを掘る世界最大のマイニング工場に潜入、2万5000台のマシンを酷使する採掘現場の恐るべき実態に迫る
※2017年の記事、このころから職業として成り立っていたんだね。