日本でも販売している天然水、ボルヴィックが汲み過ぎて水源が枯渇してきているらしい。
日本でもよく見かけたボルヴィックだけど、確か輸入しなくなあったはず・・・
2020年7月の記事より
キリンビバレッジは7日までに、輸入ミネラルウオーター「ボルヴィック」の販売を12月末で終了すると発表した。
フランスのソシエテ・デ・ゾー・ド・ボルヴィック社との製造委託契約が満了するため。キ
キリンのミネラルウオーター販売数量に占めるボルヴィックの割合は1割程度。
ペットボトル入りの水は災害時の備蓄用などとして需要が高まっているが、近年は国内産が支持され、割高な輸入品は苦戦していた。
キリンは主力の「アルカリイオンの水」に力を入れるほか、新商品の発売を検討する。
ボルヴィックの国内販売が続けられるかどうかは未定。
湧き水を汲んでいるだけなのに枯渇ってどういうことなんだろう?
湧き水が枯渇。なんで?
ランス産のペットボトル水「ボルヴィック」(ダノン社)の水源枯渇が報じられている。
周辺の川が干上がり、農業ができなくなるなど問題が出ており、ボルヴィックの工場が水をくみ過ぎたことが原因とされている。
ボルヴィックの水源(採水工場)は、フランス中央部、オーヴェルニュ火山自然公園の北端に位置するボルヴィック市にある。
フランス政府は2014年以降、ダノンに年間280万立方メートル(1リットルボトルで28億本分)の採水を許可。
採水工場では、地下100メートルの深井戸から水をくみ上げている。
浅い場所にある地下水と、深い場所にある地下水は、雨水がその場所まで浸透する時間が異なる。
浅い場所は比較的早く浸透するため天候の影響を受けやすい。
雨が多いと地下水量は増え、少ないと地下水量は減る。
一方、今回のような深い場所にある地下水は天候の影響を受けにくい。
水量が減った原因が、天候のせいとは考えにくい。
地下から汲み上げているなら大丈夫なのかな?
でも水量が減っているし・・・
工場近くの養魚場にはボルヴィックの源泉が湧き出ているが、いまでは数か月間、全く水が出ないこともある。
ボルヴィックの源泉の平均流量は、1927年の毎秒470リットルから毎秒50リットルまで落ち込んだ。水不足により木々に覆われた丘陵の湿度が下がっており、地域の生物多様性に影響が出ている。
専門家、クリスティアン・アンブラール氏は、「砂漠化の始まりと言える」と指摘する。
農業を営む男性は、ボルヴィック周辺の水は不足しており、もはやかんがいには使えないと話す。
「この辺りではここ数年、植物や野菜が全く育たない」
一方、専門家らは、ボルヴィックの工場は地下100メートルから水をくみ上げていると指摘。
ここ数年の降雨量は安定しており、水源の枯渇は天候のせいではないとしている。
地元環境保護グループに所属する地質学者は「バスタブの底から水をくみ上げて空にしているようなものだ」と批判した。
『バスタブの底から水をくみ上げているようなもの』例えがいいね。
今までバスタブの底から水を組み上げていたから問題が表面化するのに時間がかかったんだ。
てことは、元の環境に戻るにも同様の時間がかかるんだろうなぁ・・・
日本は水資源に恵まれているのが利点の一つだよね。
当たり前のものだけど、今後も有難く飲んでいこう。