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【オデッセイ】火星で酸素から自炊の極限サバイバル生活【リドリー・スコット】

映画『オデッセイ』の表紙

映画『オデッセイ(リドリー・スコット 監督)』の感想レビュー。
映画館で見たときの話。

火星に仲間が取り残された。助けに・・・
・行く。
 →オデッセイ

・行かない。
 →ジャミラ

あらすじ

主人公の宇宙飛行士、マーク・ワトニーは火星有人調査計画のクルーとして火星に降り立った。
調査中、巨大砂嵐に襲われたクルー一同。
マークは、砂嵐に飛ばされて行方不明。
この時、生命装置が故障した。
生命維持装置から返答が無いことで、
他クルーは、マークが死亡したものとして火星を脱出するが、マークは生きていていた。
マークは残された物資と、植物学者としての知識を生かしなんとか生き延びる。
次の調査隊は、四年後。
・・・どうなるのか?

感想

な、長ぇ・・・(2時間半)。
俺、『物語は、常にゴールに向かって前進すべき』って創作物に対する持論がある。
なので、物語中のアクシデントもゴールに向かうための障害であるべきだと考える。
つまり、後退しちゃ駄目なんだ。最低でも現状維持。

本作オデッセイも、火星に一人取り残されてから様々なアクシデントに見舞われる。
その中で物語が後退したアクシデントが二つあって、
一つは、農作物が全て駄目になってしまうこと。
※気に入らない展開だったけど、今回は触れない。

もう一つが、マークが生きていると分かったので地球から補給物資を送ろうとする部分。
箇条書きにすると、
・マークが生きていたぞ!
・飢え死にする前に補給物資を送ろう
・通常の打ち上げ工期じゃ間に合わない
・間に合わせるために打ち上げ点検止めよう
・点検不備でロケット爆発四散
・スタッフ一同「oh…」
・別スタッフ「なんかこの方法ならマークを助けられまぁす!!」

おいおいおい!!
状況が数十分前に戻って、別の方法がありました!!
って、補給物資のくだり丸々いらねぇじゃねーかよ!!
ふざけやがって・・・

火星から限られた燃料で宇宙空間に出るのに、
宇宙船のパーツを色々外して軽量化してたけど、
この映画自体ももっと軽量化できたんじゃねーの?
こことか、あそことかとっぱらえばさー2時間ぐらいにさー

と、色々批判してみたけれど、
限られた物資と知識を組み合わせて失敗を繰り返しながら自活していくのは見ていて面白いし、
火星で一人ぼっちのシチュエーションを暗い雰囲気にしない展開は良かった。
最後、マーク回収の部分は手に汗握った。

イマイチだったのは、
経過日数がインフレし過ぎて、絶望感が伝わりづらかったのと、
専門用語がツラツラ出てきて、理解が覚束ない部分が結構あった。
まぁ、雰囲気でなにをやりたいのかは分かったけど。

もうちょい短ければな~
終盤はションベン行きたくて仕方なかった。
映画は2時間以内がいいなぁ

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