映画『フューリー(デビッド・エアー 監督)』の感想レビュー。
映画館で見たやつ。
1945年4月、第二次世界大戦末期、連合国軍によるドイツ進行が舞台。
同年5月上旬にドイツ軍が降伏したから、戦争末期中の末期な話。
戦闘 アンド 戦闘 アンド 戦闘。
あらすじ
1945年4月、連合国がナチス・ドイツに最後の攻勢をかけようとしていた。
第2機甲師団第66機甲連隊に所属する、M4A3E8 シャーマン「フューリー」号の面々は、
機長ウォーダディー
砲手バイブル、
装填手クーンアス
操縦手ゴルド
そして、補充要因の新兵ノーマン
ウォーダディーの率いる戦車小隊は、ドイツ軍の行軍地点である場所の保持を命じられる。
待機地点まで行軍中、ドイツ軍のティーガー戦車と遭遇する。
4両で1両を相手取ったのにもかかわらず、4両のうち3両が撃破され、フューリーのみが残る。
加えて車上無線機が破損して使えなくなり、支援を要請することも不可能となった。
それでもフューリーは先に進み、行軍地点に到着する。
交差点を監視できる丘の上へ移動しようとするが、対戦車地雷を踏んで履帯が切れ、走行不能となったフューリーは交差点上で立ち往生する。
ウォーダディーらは戦車を降りて修理を試みるが、前方の丘へ偵察に出たノーマンは敵の接近を察知。
敵は約300名からなる武装SS大隊。
絶望的な状況だが、戦わなければならない。
どうなるのか・・・?
感想
戦車は、五人一組で運用する。
補充人員として、ウォーダディー率いるフューリー隊に配属された、新兵のノーマン。
実戦を知らないノーマンが読者視点となり、凄惨な戦争を体験していく。
少年兵の奇襲攻撃、塹壕に潜むドイツ兵の殲滅戦、街での占領戦。
一つ一つの戦闘で勝利を収めていく部隊。
最初ではナヨナヨだったノーマンも、
最後にはマシンガンをぶっ放せるだけの兵士になる。
フューリーってのは、主人公たちが乗っている戦車シャーマン(M4A2E8)の愛称。
本作の見所に、シャーマン戦車 VS ティーガー戦車 ってのがある。
シャーマン四台で、ティガー一台を相手にするんだけど、
ティガーの能力が圧倒的に高くて、苦戦を強いられる。
主砲が(76mm砲)が直撃しても、貫通しないティガーの装甲!!
■参考
シャーマン
装甲 前面: 64mm、側面:64mm、後面:38mm
ティガー
装甲 前面:100mm、側面:80mm、後面:80mm
ティガーとの戦闘で、フューリー隊のみになってしまう。
それでも任務は遂行しなければならない。
敵残存兵力の足止めのため、待ち伏せ地点まで移動する。
5人 VS 300人って宣伝で、どうやって戦うんだよ?って思ったけど、
ふたを開けてみると、5人(乗りの戦車) VS (歩兵)300人(時々輸送車)だった。
それでも、キャタピラが壊れた動けない戦車で限られた弾薬じゃ勝てないよね。
最後には制圧される。
ノーマンは、隊長の命令もあり戦車から脱出。
戦車の下に隠れ、敵部隊をやり過ごす。他四人は・・・。
その後、連合軍の救助部隊?に拾われて、end。
救援部隊から、「お前たちは英雄だ!」って言われているところを見ると、
任務は達成したってことなのかな?
淡々と進む、良くも悪くも戦争映画。
銃弾飛び交う映像見てると、タマが縮み上がる。
万人受けはしないと思う。