小説『白銀の墟玄の月4(十二国記)(小野不由美 著)』の感想レビュー。
もくじ
登場人物、載国内の地図などの資料
とってもわかりやすい!
※ネタバレ注意!!
感想リンク
【白銀の墟玄の月1(十二国記)】6年ぶりのシリーズ新作!今回は戴国、泰麒の物語【小野不由美】
【白銀の墟玄の月2(十二国記)】王の行方を追う一行と、宮廷の権謀術数に挑む泰麒【小野不由美】
【白銀の墟玄の月3(十二国記)】驍宗がどこ探してもいない・・・もしかして動いてないんじゃ?【小野不由美】
【白銀の墟玄の月4(十二国記)】驍宗見つける!けどまた捕まる。そして公開処刑へ・・・【小野不由美】←イマココ
あらすじ
「助けてやれず、済まない…」男は、幼い麒麟に思いを馳せながら黒い獣を捕らえた。
地の底で手にした沙包の鈴が助けになるとは。
天の加護がその命を繋いだ歳月、泰麒は数奇な運命を生き、李斎もまた、汚名を着せられ追われた。
それでも驍宗の無事を信じたのは、民に安寧が訪れるよう、あの豺虎を玉座から追い落とすため。
---戴国の命運は、終焉か開幕か!
感想
四巻の表紙
・・・阿選!?
戴国もう終わりじゃん・・・
結局名前を覚えることが出来なかった・・・
馴染みの薄い名前は駄目だ・・・覚えられない。
あと、性別もよく分からないまま完結してしまった。
感想
驍宗の居場所の予測が立ち、読者にも居場所が確定する。
さぁ、掘り起こそう!
というタイミングで、阿選も動き出す。
泰麒が阿選の前に傾いだため、阿選は驍宗が不要と判断。
公開処刑するために自信の命令で驍宗を閉じ込めた山、函養山へ驍宗を回収するための命令を出す。
泰麒は泰麒で最善を動いていたのにタイミングが合わないと悪い結果になってしまう・・・
そして、函養山に集まる李斎と阿選軍と自力で脱出した驍宗との驍宗争奪戦。
この辺りは読んでいて手に汗握った。
けど、王様が最初に諦めちゃだめでしょ・・・
この辺はピークで、驍宗公開処刑から奪取までの展開は妙に店舗アップした印象を覚えた。
最後、伝記調で簡潔に驍宗と阿選との戦いが描かれていた。
確かにこの状態になれば、阿選はじり貧で負けるのは目に見えているけど読んでみたかった。
最後に、驍宗と阿選とで会話して欲しかったなぁ
なんかすれ違ったままだった印象を感じました。
作中の言葉
過去に積み上げた小さな石が、知らぬ間に集まって大きな結果をもたらしてくれた。
李斎はこのところ、そんなふうに感じることが多い。
---過去が現在を作る。
ならば、いまが未来を創るのだ。たとえ繋がりが見えなくても。
10年前のことを悔やんでもしょうがない。
今が、10年後から来て変える瞬間なんだ。
そういう考え方をするようにしています。