コロナの影響で至る所で体温を測ることが多くなりました。
その結果、週の半分以上、一日一回は検温する事態となり、
自分の平均体温が分かるという副作用が発生しております。
僕の平均体温は、26.3度!
みなさんの平均体温は何度でしょう?
さて、人間の平均体温ですが、
20世紀の始まり頃(1900年台初頭)の人間の平均体温はなんと27.0度もあったそうです。
それが、2020年になると平均体温は、26.4度(アメリカの平均体温)にまで低下しているという研究結果が。
そりゃ便利になったもんな
もくじ
平均体温が下がる原因
環境改善
平均体温が下がる原因の一つが環境の改善が挙げられます。
体温が高いほど免疫力が高まるのは結構有名な話ですが、
生活環境(水質、汚れなど)が良くなることで感染症に罹りづらくなっている現代において、
そこまで免疫力を高めなくても体が大丈夫だと判断したから平均体温が下がっている説。
また、エアコンなどの空調によって快適な生活空間の登場によって更に風邪もひきづらくなってるしね。
医療技術の進歩
昔ほど悪化せずに治療できる医療技術のお陰で、
風邪を引いても死ぬ不安が少なくなった影響を身体が敏感に感じ取っている?
体温を上げないと
体温維持のための消費カロリーが減る=エコ
身体はなるべく
・環境に適応する
・なおかつ低燃費
でいきたい生物なので、
風邪を引きやすくなるけど、
・昔より引きづらい環境
・昔より簡単に治せる
という状況で平均体温が下がっているのかな?
先住民族の体温低下
ところが、ハイテクが平均体温を下げている以外の結果が出る状態に。
それが、ボリビアの先住民族チマネ族の体温低下問題。
今回発表された研究では、
ボリビアの比較的辺境にある農村部の住人チマネ族の平均体温が、
ここ20年で急速に低下していることを報告しています。
2002年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校の人類学者マイケル・ガーヴェン博士が調査を開始したとき、チマネ族の成人の平均体温は37度でした。
これは2世紀前にヨーロッパで測定された平均体温と同じ温度です。
ところが、わずか16年間の調査でその平均体温は36.5度まで低下し、
その後も毎年0.03度ずつ彼らの平均体温は低下していったのです。
わずか20年足らずの間に、約2世紀にわたってアメリカで見られた体温低下とほぼ同レベルのことが起こった、とガーヴェン博士は語っています。
ど、どゆこと?
生活環境の影響じゃないってこと!?
ボリビアのチマネ族は比較的辺境の農村部に住む人々です。
それは文明から切り離されたとは言えないまでも、先進国のような整った環境ではありません。
もちろんここ20年でチマネ族の健康に関する状況はだいぶ改善はされています。
また、毛布や防寒具などの体温調節を支援する道具も彼らには普及してきています。
しかし、先進国のような劇的な医療の進歩、衛生状況の改善、高度な空調テクノロジーは、彼らの生活環境に普及していません。
ボリビア農村部は熱帯地域であり、依然多くの感染症が蔓延しています。
また空調設備も設置されていない場所がほとんどです。
そーゆーことよ。
平均体温が下がる原因
不明。
今回、文明の利器に頼らない先住民族の平均体温低下の結果をうけて、
ハイテクが平均体温低下の原因じゃないことが分かったのです。
じゃ、定価の原因っていったい・・?
まさか、人類全体で発生しているシンクロニシティ!?
もっと、様々な環境に住む人々の体温を測定してデータを取る必要があるようです。