今でも、世界のどこかで遺伝子を組み替えられた生物が誕生している・・・
遺伝子を組み替えて、人間に役立つ研究をしてくれているありがたい話なんだけれど、
遺伝子を組み替えた生物、自然界に絶対いない生物をもし自然界に解き放ってしまったら・・・
今回は、『遺伝子組み換え生物などの取り扱いに対する、生物の多様性の確保に関する法律』ことカルタヘナ法が施行された日本でのお話・・・
何があった?
2023年1月、東京工業大学から以前持ち出された遺伝子組換えメダカの卵がメダカ愛好家の手にわたり、展示販売会などで不特定多数の人の手に渡る事件が発生しました。
遺伝子組換え生物というのは端的に言うとキメラ生物のようなもの…自然界に存在しない生き物であるため、取り扱いには厳重な規制があり、研究者たちもそのルールを守り続けています。
野外に持ち出してはいけない遺伝子組換えメダカを飼育、販売したとして容疑者の男性5人が逮捕されましたが、全国初の「カルタヘナ法違反」による逮捕。
カルタヘナ法とは「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」といい、自然界の生き物と交雑してしまわないよう、世界の194の国々が締約している生物多様性に関するルールです。
そんな厳重なルールで管理されている遺伝子組換えメダカを販売だけでなく、警察からの捜査を逃れるために放流したという話もあるのです。
川の中に光るメダカがいたら驚くだろうなぁ・・・
まとめ:昆虫食VS遺伝子組み換え穀物
現在、食糧難が声高に言われ、代替食料として昆虫食が評価されてきています。
けど、昆虫って食べたい?
僕は昆虫食の習慣が無いので、ちょっと抵抗感があるんだよね・・・
だったら、遺伝子組み換えして収穫量を上げた穀物のほうがいいかなーなんて。
遺伝子組み換えに抵抗がある人は、昆虫食を。
昆虫食べるのに抵抗ある人は遺伝子組み換え食品を。
そんな住み分けが生まれそうな予感・・・