日記

冬眠中のクマは筋肉が衰えない!?最強の省エネモード

クマ冬眠

「使わない筋肉は衰える」
我々人間社会では当たり前の理論。
無駄にカロリーを消費する筋肉を減らして、より省エネな身体にしていこうという自然の働き。

理屈は分かるんだけど、折角鍛えた筋肉が萎んでいくのは耐えられないよォ
そんな筋肉だけれど、クマを含む冬眠中の動物たちは筋肉が減らないらしいのです。

冬眠中のクマなどの動物はずっと寝て過ごしていても身体を維持できることが知られています。
この事実について広島大学大学院医系科学研究科に所属する宮﨑充功氏ら研究チームは、冬眠中のツキノワグマが省エネモードによって筋肉の衰えを防止していると発表しました。

参考:ナゾロジーより

な、なんだってぇーッ!?
その省エネモードでは、筋肉の分解と合成の両方が抑制されているんだって。
増えないし減らない。完全に現状維持ができるってことかぁ

調査結果

クマやリス、ハムスターなどの冬眠動物は、半年間にも及ぶ長期の不活動・栄養不良状態にあっても、身体機能を維持できることで知られてきました。
そこで研究チームは、同じく冬眠動物であるツキノワグマを対象に、どのように筋肉の衰えを防止しているのか調査することにしました。

冬眠期のツキノワグマ8頭の筋肉を採取し、同一個体の活動期との比較分析を行ったのです。

その結果、筋肉のサイズや遅筋・速筋の割合に変化がなく、冬眠中でも全く衰えていないと判明。
そして冬眠中の骨格筋では、「タンパク質を作る」「タンパク質を壊す」という命令系統の両者が顕著に抑制されていることも分かりました。
また筋肉内で「酸素を使いながら脂質・糖質からエネルギーを取り出す」のに関係する遺伝子発現や酵素活性も顕著に抑制されていました。
つまりツキノワグマは、冬眠期に筋肉を「省エネモード」に変化させることで筋タンパク質代謝(合成と分解)を下げ、結果的に筋肉量を維持させていたのです。

参考:ナゾロジーより

おぉー。
哺乳類の冬眠スイッチって既に発見されているから、
冬眠のメカニズム解析。人口冬眠への夢が開かれた!

人口冬眠で筋肉低下の抑制もできそうだよね。
冬眠しちゃったら鍛えられないのもネックか・・・

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