亡くなった婆さんの葬式に行ってきました。
といっても、このご時世、親戚は誰一人として参加することはなく、
二親等のメンバーだけで行われたのでした。
30歳も越えてくると、自身の祖父母の葬式や知り合いの告別式に参加することもあり、お焼香の流れ程度は知っているつもりでした。
ところが本日の葬式は納棺から火葬まで一日でこなすプラン!
家族葬のため朝早く行ってお昼前には終わらせてしまおう。
という魂胆なのです。
もくじ
納棺
早朝7時に家を出発して火葬場とは違う死体安置所へ。
棺に入っていないご遺体とご対面。
時代なのか、アルコールの付いた脱脂綿で身体を拭いてあげた。
そして納棺へ---
従業員が一人と親族三人で納棺。
身体を直接持つのではなく、遺体の下に敷いてある布ごと持ち上げて棺に入れる。
棺に入れた後は、死地を歩くための装備を遺体に装着させていく。
死後硬直も解けているから関節が結構動く。
ただ、ドライアイス保存されていたので非常に冷たい。
装備一覧
・白足袋
長い距離を歩くため足首より下を保護する装備。
最初に履かせた。
以降、装備した順番に紹介。
・脚絆
きゃはん。
ひざ下で紐を巻き、脛を守るように括り付け、
足首の手前でも紐を巻く。
足を守るための装備。
・手甲
てっこう。
輪っかを中指に通して、ひじの手前で紐を巻く。
二の腕を保護する装備。
・わらじ
同じく歩くための装備。
足袋が靴下なら草鞋は靴。
こちらは履かせずに足元に置いただけ。
・杖
悪路を歩きやすいようにするための道具。
身長に会わない杖で、簡単に折れそう。
・笠
雨や陽ざしを避けるための装備。
ただ、雨風防げなそうな編み具合なのであった。
・三角頭巾
今は見栄えが悪くなるため頭には巻かない模様。
頭上に置いた。
・六文銭の紙
三途の川の渡し賃。
懐に忍ばせた
・食べ物
お供えしていた食べ物を頭上に。
死者は匂いを食べると言われているのだとか。
なのでお菓子を少し剥いてから棺のなかへ。
・花
最後は花を入れて彩を添える。
最初は白い菊?の花を敷いてから、色とりどりな花を入れてカラフルに。
出棺
棺はプリウスの後ろに乗って火葬場へ。
霊柩車も見た目霊柩車してないんだね。
パッと見、外から見たら普通の乗用車だよ。
そんなプリウス霊柩車の後ろにぴったりついて火葬場まで移動。
火葬
火葬場に付いてからお坊さんと顔合わせしてしばし待機。
告別所?みたいなところでお経の中焼香して、
遺体は炎の中へ。
骨になるまで約一時間ほどの待機。
納骨
骨の部位の解説を受けながら箸を使いながら二人で骨壺に骨を納める。
っていっても、全員が一回骨を入れたら後は従業員がやってくれるんだけどね。
まとめ
この後は市役所に色んな書類提出もあるけどとりあえず終わったって感じ。
帰りは往路と違う道を通って帰宅。
霊が付いてこないようにするんだって。
7時に家を出て、帰って来たのは10時半。
段取りはかなりスムーズだったのに時間かかるよなぁ
火葬場の段取りは何度か経験しているのでおおよその予想がつくのが良いね。
今回は家族葬だったので待合室は用意されず。
売店近くのフリースペースで待機だった。
死者には申し訳ないけど、葬式は一番安いプランで良いと思う。
死者にお金使うより、生者にお金は使うべき。
・・・薄情かな?