小説『ロリータ(ウラジーミル・ナボコフ 著)』の感想レビュー。
大久保康雄 訳のやつ。
ロリコンの語源になった作品ということで、
どんだけスゲー作品なのかと、ワクワクしながら読んだもんよ。
Yes ロリータ!No タッチ!!
変態という名の紳士を目指すならば必読の一冊だ!!
あらすじ
ハンバード「ロリータかわいいよ。ロリータ(^ω^)ぺろぺろ」
ハンバード「お前とずっと一緒にいたいから、お前の母さんと結婚したけど事故で死んじゃったね(^ω^)ぺろぺろ」
ハンバード「離れ離れになる前に、二人で逃亡生活だ・・・(^ω^)ぺろぺろ」
ロリータ(おっさん、うぜぇぇぇ)
逃亡生活中にローリタ逃亡。
ハンバード「ロリータ・・・(´;ω;`)ロリータ・・・(´;ω;`)」
三年後・・・
ロリータからの手紙「結婚した。妊娠した。金くれ」
ハンバード「俺のロリータを孕ませやがった!!ぶっ殺す!!」
感想
ロリータ、わが生命のともしび、わが肉の焔。わが罪、わが魂。ロ、リー、タ。
舌のさきが口蓋を三歩進んで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。
朝、ソックスを片方だけはきかけて立つ四フィート十インチの彼女はロだ。
ただのロだ。スラックスをはくとローラだ。学校ではドリーだ。
しかし、わたしの胸に抱かれるときの彼女はいつもロリータだ。
ウラジーミル・ナボコフ 著(大久保康雄 訳)
ロリータ冒頭より。
冒頭からぶっ飛んでやがる。
これはどんなドスケベ小説なのかワクワクが止まらないぞ!
そんな期待をして読んだんだけど・・・
ハンバードのロリコンおっさん・・・(´;ω;`)ブワッ
自業自得だけど報われなさ過ぎる・・・
ニンフェット(9歳~14歳の少女を指す)との蜜月をひたすら見せ付けられる小説かと思ったら、
ニンフェットに必死に振り向いて貰おうとする中年おっさんの話だったなんて・・・
年齢差がある夫婦って居るけど、相思相愛じゃないと駄目だよね。
ハンバートの性癖はまぁ、しゃあない。
治るものでもないからね。
それを肯定した上でロリータと接さなくちゃ。
どうせ年齢差で愛してくれないんだろ?
って独りよがりで行動してたらそりゃ、ロリータも離れますわ。
ハンバートは自己中心的な性格。
ロリータも高飛車な性格だったど、思春期に母が死んで母の再婚相手が自分に性欲向けてきたらそりゃ、すれちゃうよな。
悪いのは全部ハンバート。
加齢というマイナスポイントを他の能力で補填できないまま無理やりロリータに劣情を向けたのが悪い!