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【サンクチュアリ】陰と陽、極道と政治家、男が惚れる男の物語【史村翔】

漫画『サンクチュアリ』表紙

漫画『サンクチュアリ(史村翔 原作、池上遼一 作画)』の感想レビュー。


武井壮が漫画「サンクチュアリ」から受けた影響が凄すぎて怖い!

百獣の王が紹介していたので読んでみました。
ヤクザと政治家という陰と陽の職業が絡み合う物語。
これが面白いこと面白いこと!

あらすじ

北条と浅見は、カンボジアで少年時代を過ごすが、政変で家族を失い、キリング・フィールド(処刑場)を経験した。
隣国のタイになんとか逃げ込んだとき、二人は14歳だった。
その後、日本に戻るものの、修羅場をくぐった二人が見た元は、死んだように生きる若者たちの姿だった。
日本人に生きる希望を取り戻させる!
二人はその信念の元、ジャンケンで光(政治家)と闇(ヤクザ)に袂を分かち、日本を変える事業に打ち込んでいくのだった・・・

感想その1

ジャンケンというシンプルな行為でその後の人生を決めるって、
お互いに信頼してないとできないことだと思います。

序盤、ヤクザ視点で暴力路線で物語が進んで、
その信頼関係を見せられた時からドはまりしました。
12巻という程よい分量だったので半日で読破。

魅力的なキャラクター

主人公その1:北条彰(ほうじょう あきら)

サンクチュアリ、北条彰

ヤクザ視点の主人公。
暴力団『北彰会』会長から『相楽連合』の二代目組長に。
ヤクザ界の日本制覇(統一)を達成させ、裏の世界の再構築&表面(クリーン)化を目指す。
極道の世界に入った若者たちに学力を付けさせ、自信を持たせようとする。

浅見千秋(あさみ ちあき)

サンクチュアリ、浅見千秋

政治視点の主人公。
民自党代議士・佐倉の秘書から、国会議員へ。
新党『新日本』を設立し、首相公選制を中心とする憲法改正を主張し、政権奪取に奔走する。
”日本をよくする”ために、
国民投票による国民の直接的な政治参加を促し、政治への関心を高め、責任を感じさせることを目的とする。
後半、カンボジアで受けた古傷がうずく。

渡海(とかい)

サンクチュアリ、渡海
クレイジー渡海。
前科32犯、女好きで武闘派の極道。

バカだと自称しているけど、北条のやろうとしていることを大筋ながら分かっている模様。
そこまで馬鹿じゃないんじゃ・・・?

魅力的な敵:伊佐岡(いさおか)

サンクチュアリ、伊佐岡

最初は自分の権力を意地するためだけの老人かと思いきや、
そのうち、伊佐岡なりの政治理念や、プライドが見えてくる。

浅見一派を押さえるための最善手も民自党のために使わなかった。

初登場時と最後で印象が変わるキャラクターであり、政治サイドの魅力的な敵。

男が男に惚れる瞬間

サンクチュアリ、男が惚れる瞬間

北条や浅見が行動によって、背中で語った結果、同業者達を惹きつけていくのがカッコイイ。
金やポジションとか、いわゆる”理”じゃなくてその人に惚れるんだ。
僕も二人に惚れた一人です。

様々な駆け引き

政治サイドでの金や人脈を使った権謀術数。
それだけだとポンコツな僕は飽きてしまうところ、
極道サイドの暴力によるヤクザ政治の闘争がよいエッセンスを醸し出している。

二人が目指すもの

サンクチュアリ、目的

カンボジアのポル・ポト政権下の地獄から逃げ出した二人が日本に戻ってみたもの・・・
それは、死んだような目をした若者たちの姿だった。

”日本を目覚めさせる”

二人はそれを光(政治)と影(極道)から変えていこうとする。

二人の目標は達成できるのか・・・?

感想その2

20世紀後半の作品ながら、憲法9条改正やら北方領土問題やら現代でも通用する問題を扱っている。
というか、憲法九条と自衛隊の関係ってこの頃からいわれていたんだね。

全十二巻で手ごろな量ながら読みごたえはバッチリ。
結末は自分の目で!!
オススメです!!

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