日記

スキー場が閉鎖されると生態系が乱れる話

スキー場春

日本のスキー場って結構閉鎖しているそうです。
斜面を開拓し、リフトを設置し、それらを維持するために下草を刈り、しっかり管理する。
そうすると、普段山に居なかった生物たちが居つくようになり、生態系が豊かになる・・・

それらの生態系がスキー場が閉鎖し、管理がなされなくなると環境が維持できなくなり、管理された環境で生きていた生物たちが居なくなるのだそうです。

参考:ねぽらぼより

スキー場が閉鎖されればされるほど、チョウが生きられなくなる環境になることが、東京農工大学や東京大学などの研究で明らかになりました。
定期的な草刈りなどが行われなくなり、ゲレンデが草原から自然本来の状態とは異なる森林になることが影響しています。

スキー場の管理が無くなると?

同大学によると、スキー場は、ゲレンデやゴンドラの下など、同じ場内でも草刈りの管理の頻度が異なる場所が存在することから、さまざまな生き物の生活の場所となっています。
しかし、スキー場は気候変動の影響を受けやすく、日本では、2012年時点で全体の37%にあたる284カ所のスキー場が閉鎖され、閉鎖されるスキー場の数は年々増加中です。

研究結果によると、スキー場が閉鎖されたあと、営業停止からの経過年数に伴って観察されるチョウの種数や個体数が減少しました。
ゲレンデは草原から森林へと変化しますが、自然本来の状態の森林にはならないため、チョウの幼虫が食べる植物や成虫が吸蜜する花が減少すると考えられるそうです。

スキー場は気候変動の影響を受けやすいのか。
自然が豊かになるのはいいじゃん。って思ったけど、元の植生に戻らないんだね・・・
そして、管理環境でのみ適応していたチョウが居なくなっていく。と。

まとめ

人の手が入ったら元には戻れない自然。
人の手が入らないと生きられない生物。
この場合、スキー場が閉鎖しても環境を維持してあげるべきなのかどうなのか・・・
維持したところで収入が出るわけでもないのに。
それとも、環境研究の一環でお金が出たりするのかね?

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