人間の体の中には名前のついていない部位など存在しない。と思っていた時期が僕にもありました・・・
だって、筋肉とか細かく細かく名前付いてるじゃん!
臓器とか、血管、空間に渡って細かく名前がついていたと思っていたのに・・・
なのに、オランダの研究チームが、
これまでの医学では知られていなかった臓器が人のノドの奥に見つかった!
ということで、医学誌に発表しました。
新種発見だよ!
もくじ
どこにあるの?
人間の鼻から咽頭にかけての領域
はわずか3.9cmという小さな器官
発券の経緯
この臓器はがんの転移診断のためのスキャン検査で見つかりました。
研究チームはさらに、前立腺がんで治療中の患者100人の頭部と頸部(けいぶ)のスキャン画像を調べ、
男性1人と女性1人の遺体解剖を行った結果、全員がこの臓器を対でもっていることが分かりました。
超音波やCTスキャン、磁気共鳴断層撮影(MRI)といった一般的な検査ではこの臓器は見つけられず、
前立腺がんの転移を調べるPSMA PET/CTという先端のスキャン検査で初めて見つけることができました。
論文を発表した研究者は「2020年にこんなものが見つけられるとは思わなかった」と振り返る。
がん細胞の研究中に偶然見つかったとのこと。
どんな器官なの?
唾液腺組織
これが新しい臓器なのか、それとも唾液(だえき)腺の一部とみなすべきなのかについては論議もあったが、
詳しく調べた結果、解剖学的にも機能的にも新しい器官であることが裏付けられたとしている。
とは、口腔の周囲に存在し、唾液を分泌する組織である。
導管は口腔内へ開口しており、大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)と小唾液腺がある。
唾液は95%が大唾液腺から分泌される。
耳下腺からは漿液性(さらさら)の唾液が分泌され、顎下腺や舌下腺からは粘液性(ねばねば)の唾液が分泌される。
唾液には、抗菌・殺菌作用、消化作用、自浄作用などさまざまな役割がある。
まとめ
人間が極限環境に侵入できるようになって新種生物を見つける。
というのはよく聞く話で、技術力の進歩だ!なんて思っていたけど、
人間の見えない部分が観測できるようになって新しい期間を発見する。
ってのも技術力の進歩なんだよね。
解剖しつくされた人体だと思っていたけれど、こうやって新しい発見があるとなると、
今後も新しい臓器が見つかる可能性が・・・!?
解明されれば病気に対してより良い治療方法が再発見されるわけで・・・
うおおお!ロマンが広がりますねぇ!!
優秀な人たちの研究のお陰で僕らの豊かな暮らしがある。
感謝感謝・・・