映画『ドラゴンボール超 ブロリー(長峯達也 監督)』の感想レビュー。
『神と神』『復活の「F」』に続くドラゴンボール超シリーズの映画第三弾。
旧作映画のブロリーは視聴済みなので、旧作との変更点を楽しみに視聴しました。
もくじ
あらすじ
41年前—
ベジータ王の息子ベジータ王子は、保育カプセルですくすくと育っていた。
ベジータ王子の潜在戦闘力は高かったが、
同時期に生まれたバラガスの息子、ブロリーはそれ以上の戦闘力を秘めていた。
それを妬んだベジータ王は、ブロリーを辺境の惑星へ廃棄した。
それを知ったバラガスは、最愛の息子ブロリーを宇宙船で追いかけると同時に、ベジータ王への復讐を誓うのであった。
それから5年後。
コルド王が引退し、軍の全権を手に入れたフリーザは、
伝説の超サイヤ人を恐れ、惑星ベジータごとサイヤ人を全て抹殺を計画していた。
サイヤ人たちの強制招集に違和感を感じたバーダックは、
惑星ベジータに帰還後、息子のカカロットを別の惑星に逃がす。
そして間もなく、フリーザはサイヤ人もろとも惑星ベジータを消滅させた。
そして現在、
辺境の惑星に飛ばされたバラガスとブロリーは、
星の調査にきた探査船に拾われ、フリーザ軍に帰還した。
フリーザからベジータ王が死亡したことを聞かされたバラガスは、
息子のベジータを標的にし、ブロリーを地球に差し向けた・・・
感想
前編で、フリーザとサイヤ人、ベジータとブロリー親子の関係を描いており、
ドラゴンボール初見ユーザーでも分かりやすい内容になっている。
後編のブロリーが地球に襲来してからは、バトル&バトル&バトル。
前編の約半分が対ブロリー戦。
映画館に見に行った友人に感想を聞いたら、「バトルが凄かった!」
というぐらいだったので期待していたら予想以上だった。
圧倒的迫力のバトル
バトルの派手さは凄い。
低予算の旧映画の高速移動で衝撃波だけが空間に表示される演出は一切ない(あの演出、結構好きなんだよな)。
全体的にカメラワークが近い。
二人の間だったり、肩越しだったり。
特に良かったのがブロリー一人称視点で追撃するところ。
臨場感がすごいです。
戦闘中にながれる流れるナレーションみたいなのはなんなんだ?
「ブゥロリー!!」
「かめはめ波ブラスター!!」
「サイヤンブラスター!!」
「ゴジータ!!」
とか。曲の一部?
後半になるにつれ(特にゴジータ戦は)、掛け声ばかりだったな。
ブロリー「ウワアアァァッ!」
ゴジータ「ハァァァッ!」
ブロリー「ヘアアアアッ!!」
ゴジータ「ハアッ!!」
ブロリーの継戦力
大猿の力を通常時に発動できるようにしたけど制御が効かない(≒常にフルパワー?)
割りには継続戦闘力が恐ろしく高い。
VSベジータ
VS悟空
VSフリーザ
※1時間以上!!
VSゴジータ
ゴールデンフリーザには変身時間があったような?
ブロリーの超サイヤ人化
ブロリーがサイヤ人に覚醒する過程が、
ゴクウと同じプロセスなのが良かった。
友人曰く、
悟空は怒りで、
ブロリーは悲しみで、
サイヤ人化してるとのこと。
ブロリーも怒りかと思ったよ。
対ブロリーの舐めプ
ベジータ「こいつ、戦いながら成長してやがる・・・!」
の割には、通常形態でバトル。
→超サイヤ人
→サイヤ人ゴッド
と段階を上げていくがブロリーに適応されてしまう。
戦力の逐次投入は愚策だろ!
原作セル戦のオマージュなのかな?
バトンタッチした悟空も、
ベジータがサイヤ人ゴッドで苦戦していたのを見ていたのに、
通常形態からスタート。
超サイヤ人
サイヤ人ゴッド
と段階を経る。
前半は、殺し合いというより指導って感じだったけど。
その後、ブルー化して本気を出すものの、
超サイヤ人化したブロリーを前に敗北。
黄→赤→青
になるためにはなにかしら条件(時間とか)が必要なの?
鬼畜悟空
ブルマほっといてベジータと瞬間移動する悟空。
移動先でベジータに対して、
「愛するブルマが死んじまっていいのか?」
なんて鬼畜なんだ。
大団円?
大団円っぽい感じだけど、
新キャラの
「ブロリーをもと居た星に返してくれー!」
ってのに恐怖を感じた。
やっと救助が来て惑星から脱出したのに、突然、惑星にワープ。
今度は親父も居なくて完全なる孤独。
最終的には新キャラの二人が訪問するし、
悟空も訪ねてきてくれたけど、
数日間は、また孤独なのか・・・
って恐怖だったろうな。
てか、新キャラはなぜここまでブロリーに肩入れするんだろう?
まとめ
バトルに凄く力を入れている作品でした。
旧作を(ブロリーの設定を)知った上で見ると面白さが倍増します。
劇場で見てたらド迫力だったろうなぁ