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【天気の子】晴天率100%のマッチポンプガール【新海誠】

映画『天気の子』表紙

映画『天気の子(新海誠 監督)』の感想レビュー。
映画館で見てきた。

もくじ

あらすじ

離島で暮らす伊豆諸島で暮らす高校1年生・森嶋帆高(もりしま ほだか)は家出し、
東京本土までフェリーに乗ってやって来た。

衝動的な家出のため、ネットカフェやマックなどで暮らすもすぐに残金が尽きかけてします。
フェリーで縁があり、名刺を貰った須賀(すが)の元を頼り、住み込みアルバイトとして暮らすこととなる。

東京での拠点を手に入れた帆高は、ホームレス時代に優しくしてくれた天野陽菜(あまの ひな)が強引な客引きに逢っているのを見かけ、首を突っ込む。

そのことがきっかけで、帆高と陽菜は急接近する。

陽菜には、どんな天気でも晴れにする特殊能力があり、

今年の雨ばかりの異常気象に対して、「晴れを届ける」仕事を始める二人。
最初は順調だったが、メディア露出したことから依頼が殺到。
二人はこれを機に店じまいをする。

最後の仕事中に陽菜は、今年の異常気象の原因が自分であることを知る。
本来の天気を取り戻すため、陽菜は、自分が人柱になることを決意する・・・

感想

短絡的な子供とまともな大人

・当てもなく、突然家出をして東京に出てくる穂高

・両親が無くなったあと、
行政に頼らず、自分ひとりでなんとかしなきゃと躍起になる陽菜

・警察から逃げている穂高を助ける夏美

という子供連中にたいして、

・故郷へ帰れと助言してくれる須賀
※しかも、帰郷費用までくれる!

・年齢確認してくる宿泊施設定員

・帆高の話に取り合わない警察官たち

と大人連中は比較的まともな思考をしていた。

子どもが特殊能力を持つ系って大人たちがまともじゃないと駄目だよな!
自己中心的な子ども思考で許されるのは22歳(夏美の推定)まで!

ラブコメが辛い

「わたしの胸見たでしょ・・・?」
「はっ、初めての女子の部屋・・・ッ!」

こういうの苦手なんだよな。

代償の先にあるもの

神との契約破棄に代償があるのがよかった。
日本列島全体が代償にまみれているのかな?
穂高の地元も雨だったけど・・・
それとも東京だけ?

水没した東京をみるたびに、
「ここまでして彼女を手に入れたことができた!」

と思っていたのが、大人になるにつれ、罪悪感が芽生えていくのかもしれない。
ましてや、破局した場合、
水没した都市という結果だけが残された穂高は何を思うのか・・・

いや、水没した東京を見る度に、
陽菜を助けるための当時の気持ちや熱量が蘇ってきて案外長く続くのかも?

このオチは予想外だったなー
神様から陽菜を取り返してめでたしめでたし。だと思ってたからね。
要求破棄にはちゃんと代償がある。良い終わり方だった。

けどさ、三年間音信不通で再開して、当時の気持ちのままってありえるー?

あと、オチが丁度今読んでいる本との親和性を感じた。
【日本沈没 上】タイトルでネタバレ!でも沈没しない【小松左京】

「世界のかたちを決定的に変えてしまったんだ・・・!」

東京の象徴


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やめーや。

まとめ

現状は将来に対する不安から家出でしてみたり、
行政に頼らず、自分でなんとかしようとするのは、昔の自分を思い出した。

僕も漠然とした不安から、日本一周チャリ徘徊をしたり、
なんでも一人で何で解決しようとしていた。

それが、今では、他人に頼りっぱなしですよ。
穂高たちもそうやって大人になっていくんだ。

天気の子、part2があるとしたら、
雨の原因が陽菜にあることが世間にバレて、魔女狩りが始まる。
逃避行を始める、穂高、陽菜。
そこに雨があることで利益を得る組織が接触してきて二人を匿う。

そんな、バイオレンスアクション映画だね。

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