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【矢口史靖】【WOOD JOB!~神去なあなあ日常~】ゆるゆる林業ライフ?楽しいも辛いもてんこ盛り

映画『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~(矢口史靖 監督)』を映画館で見たときの感想レビュー。

「WOOD JOB」と書いて、「ウッジョブ」と読む。
田舎の林業がテーマの作品で、マニア向けの映画館でしか公開しないかと思いきや、
実績のある監督だからなのか、俺の地元でも上映していた。

という訳で、サービスデーで安く見れるのも相まって朝一で鑑賞してきたのだ。
映画を公開初日で見るのって、生まれて始めてだよ。

あらすじ

なんとなーく大学に進学しようとしていた、主人公:平野勇気は見事に大学受験に失敗した。
そんな理由だから、浪人するのもなー、
それなら働こうかなー、
と求人広告を眺めていたら、たまたま目に付いた『林業研修』の広告。
なんとなく応募し、軽ーい気持ちで一年間の林業研修に向かった。
しかし、到着したのは携帯の電波も届かない『神去村』というところ。
研修の辛さと、初めて親元を離れる寂しさから何度も諦めようとするけれど、
タイミングが合わず、ズルズルと研修を続けてしまう。
そのうち、研修にも慣れ、村の人たちとも交流を深めて行く。
そして、一年の研修期間の終了が近づいてきた。
林業を通じて、都会っ子だった勇気は何を思うのか?

感想

文部科学省とのタイアップ作品。
キャリア教育ってこういう感じなのかーって勉強にもなる。
林業は楽しいよ♪
な、押し付けが無く、辛さも楽しさも伝えてくれるのがいいね。

また、要所要所で笑いを持ってきて、中だるみ無しで見れる。
個人的には、ヒルいじり全般が好き。
笑いどころが来ると、館内のどこかしらで笑いが漏れてつられて笑ってしまうのが、
映画館ならではの一体感があっていい。

自分が良かったと感じた場面は、
一年間の研修が終わって、帰りの電車に乗るところからエンディングまでの一連の流れ。

研修先の社長と、居候先に別れを告げ、電車に乗り込む勇気。
→車窓から一年を振り返りながら帰路につく。
→実家(神奈川?)の最寄駅に着き、雑踏の中実家を目指す。
→実家の近くまできたらどこかから木の香りが・・・?
→近所を探してみると、新築住宅用の木材から香っていた。
→あー、やっぱ俺、林業好きだわ。
→神去村へ向かう電車の窓から景色を見ている勇気。
→エンディングへ。

この流れ、是非映画館で見てもらいたい!
やっぱりさ、日常になっていることって、視点を変えないと気付かないと思うんだよ。
林業という日常(になっていたこと)が終わって、
実家に戻って、初めて楽しかったんだな。って自覚する。
そのワンクッションがあるから説得力も出るし、感情移入できる。

あとね、戻っている最中でエンディング入りするのがね、
余韻を残してくれていてまたいいんだよ~

エンディングにもBパート?が少しあって、
本編後、どうなったのか想像させてくれる終わり方。
”ポッと出の大雪だるまが王冠をかぶる”とかどうでもいいオマケとは違う演出だからね。
これは、オススメ!!

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