JAZZ漫画『BLUE GIANT(石塚真一 著)』の感想レビュー。
よく利用する風呂屋の漫画コーナーで時間つぶしで読んだら熱中して一気読み!
一気読みさせてしまう熱量がこの漫画にはあるッ!
もくじ
あらすじ
ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。
雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。
「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」
努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。
無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
努力描写
圧巻なのが努力描写。
毎日河原でサックスを吹き続けるんだけど、それが真夏の炎天下だったり、雪が降る年末だったり。
雨が降ったら雨が防げる場所に移動して何時間も練習する。
それを、毎日毎日愚直に行う。
他人が真似できないレベルの反復ってほんとスゲーわ。
最初は我流で練習していて、正しい技術を教えてくれる師匠が出てきて、演奏が上手くなって・・・。
自分もピアノ練習しているけど、一日10分くらいの練習しかしてない。
日課として継続はしているけれど、これを3時間毎日やれ。
ってなったらちょっと続けらんないよなぁ・・・。
好きってのはとても羨ましいよ。
ハイパーポジティヴ
主人公の大がハイパーポジティヴなのもこの作品の売り。
同じ作画繋がりで、『岳』の主人公もハイパーポジティヴだったけれど・・・
このくらい「なんとかなるか~」くらいの考えじゃないと、悩んじゃって偉業を成し遂げられないのかも?
僕も悩まずに生きたいけど、ついつい将来のことを考えたりしてなんか絶望してる。
JAZZ描写
ジャズよく分かんないけど、観客の反応が演奏で反転するのが良いよね。
如何に馬鹿にされようとも、演奏の実力で全てをねじ伏せる。
そこがカッコイイんすよ。
まとめ:読もう
『BLUE GIANT』 全10巻。
続編として、『BLUE GIANT SUPREME(全11巻)』『BLUE GIANT EXPLORER(刊行中)』がある。
まずは、『BLUE GIANT』の一巻を読んでみてくれ。
僕は何気なく手に取って読み始めたらハマってしまったんだ。