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【小林聖太郎】【マエストロ!】横暴おじいちゃんが私欲のために音楽団を私物化!?

映画『マエストロ!(小林聖太郎 監督)』の感想レビュー。

マエストロってのは、指揮者のこと。
開始時間を間違えたため、最初数分見逃した。
という訳で、あらすじに微妙な違いがあるかもしれない。
※映画館で鑑賞したときの感想です。

あらすじ

なんらかの理由によって解散した名門オーケストラの元団員たちが
謎の指揮者によって集められ、もう一度演奏会を目指す話。
名門の元団員っていっても、解散後、再就職先を見つけられなかった
(プロの中の)二流奏者たち。
謎の指揮者こと天道も癖のある指揮者で・・・・どうなるか?

感想

天道の暴言と意味不明な指摘が、案外的確で、
「あれ?このひとってもしかして・・・」
的な感じで徐々に認められていくような、そうでもないような展開が好き。
好きだけど、謎の指揮者に毎回暴言吐かれてるのに、
しぶしぶ従うメンバーは一体なんなんだろう?
俺なら辞めるわ。
原作(漫画)はどんな描かれかたをしているんだ?気になる・・・

その後、皆がだんだんと上達していくけど、
スポンサーが居なくなって、チームが解散したり、
主人公が親父のことで悩んだり、
チームが復活したり、
色々あったけど、チームは元気でやってます。

そんで、オケ当日。満員御礼!!
こんなにお客さんが入った場所で演奏するのは始めて。
テンションアゲ↑↑アゲ↑↑で最高の演奏をする奏者たち。
今まで味わったことのない一体感。演奏後の余韻。
これを、『天籟(てんらい)の音』と評するらしい。
天籟とは、演奏後の余韻に自分にだけ聞こえる音。
だったかな?うろおぼえ。
鑑賞中は、『天雷』かと思ってた。
ここで終ってれば、俺もスタッフロールで『天籟』を味わえたのに・・・

シーンは変って、コンサート二日目。
メンバー達「昨日は最高だったな!今日はどれくらいの入りかな!?」
ところが、観客が一人もいない。なんで?
そこに、天道が車椅子に乗せた死にかけの妻を連れてきた。
天道「こいつのために演奏してくれ。
凄すぎてイッっちまうような演奏を頼む」
ハァ?
オケメンバーで天道妻のこと知ってるの二人だけなんだけど!?
いきなり見ず知らずの人ために演奏してくれ。って、
昨日と同じテンションで演奏できるわけないじゃん!
・・・って、思ったのは俺だけで、メンバーは納得して演奏を開始。
耳が良い(らしい)天道妻は、恍惚の顔。
なんじゃこら・・・

そしてエピローグ。
練習会場だった廃工場を片付ける天道。
そこにオケメンバーが全員集合。
主人公「あなたが(私達の)マエストロです」
→スタッフロールへ。
ハァ?

自分の目的のためだけにチームを作って、
なんの相談も無しに、二日目の演奏を私物化して、
挙句、ギャラも払ってない指揮者を認める
だと!?
スゲー終わりかただなー

作中、ギャグも挟んでたんだから、
「あなたがマエストロです」
の感動系じゃなくて、
「ギャラ払え!」
→天道逃げる
→メンバー全員で追いかける
→スタッフロール
とか、最後までギャグテイストがよかったなぁ。

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