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【世界にひとつのプレイブック】浮気されて躁うつ病を発症した男の克服物語【デヴィッド・O・ラッセル】

映画『世界にひとつのプレイブック』表紙

映画『世界にひとつのプレイブック(デヴィッド・O・ラッセル 監督)』の感想レビュー。

妻の浮気が原因で躁うつ病になってしまったパット。
物語は、8ヶ月入院していた精神病棟を退院するところから始まる・・・

もくじ

あらすじ

妻の浮気が原因で心のバランスを崩しすべてを失くしたパッドは、近所に住むティファニーと出会う。
過激な発言と突飛な行動を繰り返すティファニーに振り回されるパッドであったが、彼女も実は夫と死別し、心に傷を抱えていた。
ティファニーは強引にパッドを誘い、ダンスコンテストへの出場を決意する。
人生の希望の光を取り戻すためのふたりの挑戦がはじまった――。

感想その1

後天的で精神病って、
正常な頃を知っている周りが一番大変そうですよね。
入院、投薬をさせる理解のある親で良かった。

僕、親が投薬を拒否して通常学級に通わせてたADHDの小学生をサポートしていた経験があります。
一番激しい頃の対応しかしたことが無いから、
精神病患者の治療&緩和って本当にできるのか懐疑的なんですよね。

登場人物

パット

元・高校の歴史教師。
妻ニッキーと同僚教師の浮気現場を目撃して同僚をボコボコにし、躁うつ病を発症。
8ヶ月間精神病棟に入院する。

退院後は、フラッシュバックや躁鬱の症状に苦しむものの、
ティファニーと出会い症状を改善していく。

めでたしめでたしっぽいけど、症状は完治していないんだよなぁ・・・

ニッキー

パットの元妻、浮気したのに法的にパットを接近禁止にして離婚。
本当に浮気していたのだろうか?
パットは既に病んでいて、記憶を改ざんしている説ある?

本当に浮気で離婚して罪悪感あるならパットの前に姿を現さないと思うのだけれど・・・

ティファニー

夫婦間の性生活がマンネリとなり、
旦那がスケベ下着を買いに行った先で事故死。
その影響で性依存症を発症。
職場の同僚たち(男女問わず)に手を出し、それが問題となり会社を首になる。

どういった動機(恋愛感情?)でパットをダンスに誘ったのか不明。
性依存症の他に、癇癪持ちでもあるように見える。

パット父

作中のメインキャストたちが精神病を患っていてそっちの辛さ、凄さにフォーカスされているけど、
家の全財産をギャンブルにつぎ込んだりする、作中で一番ヤベーやつ。

ギャンブル中毒も精神病の一種?

感想その2

パットとティファニーはお互いが打算でダンスを初めて、どこで惹かれ合ったんだろう?
ティファニーは性依存症として見てた気がするし、
パットはニッキーとの繋がりのために利用していた感がある。

でもまぁ、パットはニッキーの依存から立ち直り、
ティファニーは新しい彼氏が出来て症状も緩和。
パットパパは、ギャンブルに勝って大団円!

・・・なんだろうけど、精神病の完治って難しいだろうし、
親父のギャンブルも続くんじゃないかな?
と思ったりもする。

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