2021年に読んだ本の総数、57冊!
その中から面白かったなぁという本たち全9冊を紹介します!
こういった年内まとめを作っていると、もう今年も終わりなんだな。って。
読んだ順に面白かった作品を紹介します。
それでは早速どうぞ!
もくじ
みをつくし料理帖シリーズ(髙田郁)
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江戸時代のお話。
水害で両親を亡くし天涯孤独の身となった少女、澪。
大阪で拾われた料理屋も火事で全焼し、支店を頼って江戸へ出向くも、放蕩息子が散在し店を潰した後だった。
店の再興を胸に蕎麦屋「つる家」の主人・種市に店で働かないかと誘われるまま料理人を再開する。
小説で10巻にも及ぶ大作。
※一冊は300ページほどだけど。
年を跨いでの全巻読了。良き読書体験でした。
東大卒、農家の右腕になる。(佐川友彦)
【東大卒、農家の右腕になる。】小規模農家向け経営改善ノウハウ集【佐川友彦】
梨園で働くことになった東大卒の著者のお話。
梨園というより、農家全体に言える課題と、それらを改善していった方法が書かれている。
時系列の物語仕立てになっているので経営ノウハウ本だけれど面白いのである。
あきない世傳金と銀シリーズ(髙田郁)
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江戸時代の話。
父が無くなり、呉服屋『五鈴屋』に拾われた幸。
商売の才能を見込まれ、長男の妻、次男の妻、三男の妻と転々として最終的には『五鈴屋 江戸支店』の店長にまで上り詰める。
これだけ聞くと股の緩い女だと思われちゃいそうだけど、旦那が変わってしまうのにも理由がある。
知恵と人情で逆境を乗り越え販路を広げていく展開が面白い!
現在、12巻まで出版中。まだまだ続くよ!
江戸川乱歩傑作選(江戸川乱歩)
江戸川乱歩初期の短編集。
人間椅子がだぁいすき。
犬がいた季節(伊吹有喜)
【犬がいた季節】犬が見つめた少年少女たち十八歳の群像劇【伊吹有喜】
1988年。夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。
「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。
昭和末期から平成中期まで。
新しく人が来ては三年でいなくなってしまう。
高校で飼われているコーシローを通して見る高校生たちの青春群像劇。
読み終わった後は是非、カバーを外してみてください。
法廷遊戯(五十嵐律人)
【法廷遊戯】罪を犯した人間は同様の罰を受けねばならない【五十嵐律人】
タイトルの通り法廷を題材にした作品。
弁護士の裁断は絶対だけれど、裁くのは人間。
絶対に間違いは無いといいきれるのだろうか?
そんな葛藤を描いた作品。
スイッチ 悪意の実験(潮谷験)
【スイッチ 悪意の実験】純粋な悪意って何?【潮谷験】
スイッチを押すと自分には何もないけど、誰かが不幸になる。
それでもスイッチを押しますか?
純粋な悪意を試すための実験に呼ばれた六人の男女。
ボタンを押しても押さなくても100万円がもらえるため、誰も押さないと思いきや、
最終日にボタンは押されてしまう・・・
一体誰がボタンを押したのか?
推理できそうでできなかった作品。
兇人邸の殺人(今村昌弘)
【兇人邸の殺人】研究データを奪いに来たら研究成果に襲われた【今村昌弘】
前作、『魔眼の匣の殺人』が好きで続編の本作も読んでみた。
日中は営業している遊園地の一施設で行われるクローズドサークル。
初日、施設に巣食うモンスターに跳ね橋のカギを奪われて、脱出不可能になった一同。
日光を嫌い、夜な夜な徘徊するモンスターを相手にどう立ち回るのか?
モンスターの他にも殺人が起きて・・・
班目機関のエピソード、まだまだ作れそうなので次作も楽しみだ!
トヨトミの野望(梶山三郎)
【トヨトミの野望】史実?基づくフィクション小説【梶山三郎】
トヨタを題材にしたフィクション小説。
トヨトミ自動車という架空の企業を出すことで、あるていど史実なのに物語としての面白さも両立している。
鵜呑みにしちゃだめだけど、トヨタの歴史を垣間見れて面白かった。
トヨトミ自動車は水素エンジンカーでいくのか・・・
って思ってたら、読了後一週間程度で現実のトヨタが「EV車をつくりまぁす!」
ってニュースやっていて、タイムリーだなぁと思った。
まとめ
年、50冊くらいが負担なく読める量。
本当は、年100冊くらいは読みたいんだけどねぇ
来年も面白い本に出合えますように・・・