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【銀河英雄伝説4策謀篇】戦争よりも政治闘争や戦略に比重があるまさに策謀回【田中芳樹】

小説『銀河英雄伝説4策謀篇』表紙

小説『銀河英雄伝説4 策謀篇(田中芳樹 著)』の感想レビュー。

シリーズ感想

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4巻策謀篇のあらすじ

ラインハルトと貴族連合軍の戦いは終焉を迎えた。
だが、新たな風雲が宇宙を巻き込もうとしていた。
中立を保っていたフェザーン自治領主・ルビンスキーが帝国側に与することを決めたのだ。
帝国に侵入して帝国を融解し、同盟に亡命させるという彼らの陰謀にラインハルトは同意した。
微妙な均衡が崩れつつあることに気づかず、皇帝を受け入れる同盟。
そしてついに、ラインハルトは同盟に向けて宣戦を布告した!

4巻策謀篇のできごと

・フェザーンと銀河帝国裏で手を結ぶ
・エルィン・ヨーゼフ2世誘拐
・ユリアン、フェザーン駐在武官就任
・第9次イゼルローン攻防戦
・帝国軍フェザーン占領

アニメでいうと、36話~44話まで。

4巻のもくじとアニメタイトル

小説とアニメのタイトルはリンクしていることが多いのでメモ。

第一章:雷鳴
→アニメ36話

第二章:迷路
→なし
※37話『幼帝誘拐』に該当

第三章:矢は放たれた
→アニメ39話

第四章:銀河帝国正統政府
→なし
※39話『矢は放たれた』に含む

第五章:ひとつの出発(たびだち)
→アニメ39話
※アニメ版は『ひとつの旅立ち』
※40話『ユリアンの旅・人類の旅』も含む

第六章:作戦名「神々の黄昏(ラグナロック)」
→アニメ41話

第七章:駐在武官ミンツ少尉
→なし
※42話『鎮魂曲(レクイエム)への招待』に内包

第八章:鎮魂曲(レクイエム)への招待
→アニメ話42話
※43話『ギャラルホルンは鳴った』も含む

第九章:フェザーン占領
→アニメ44話

イゼルローン要塞 vs ロイエンタール

アニオリ設定の流体金属を利用した戦いを原作ではどうなっているのか?
毎回気になってしまう。

といっても、今回はそこまでの差異はなかった。
違いは、流体金属内で自爆させて液体を押し戻すくらいかな?

大きな戦況は、
・トールハンマー対策の浸透作戦
・トリスタン内での白兵戦
だからね。

4巻策謀篇の感想

艦隊戦のドンパチも面白いけど、政治戦略、外交戦略も面白い。

幼帝誘拐というフェザーンの策謀を利用したラインハルトは、
手元にあっても困る粗大ごみに利用価値をつけて譲渡に成功。
この辺りが面白い。価値は人それぞれなんだよな。
キルヒアイスが生きてたら反対したのかね?

ヤンは幼帝誘拐がラインハルトの戦略構想の一つだと見抜き思案を巡らせる。
一方、温室ぬくぬくな自由惑星同盟は、ヤン艦隊の戦力を削ぐために、
まずはユリアンをフェザーン駐在武官就任に就任させる。

ヤン離れできないユリアンはその理由に激怒するけど、ヤンはそれを理路整然と説得する。
けどヤンもユリアン離れが出来ていないのであった。
各々の内面が読み取れる小説は面白いね!
アニメ版の感想だと、「心配だけど頑張っていって来いよ!」な印象を持っていました。

そしてついに、帝国軍がフェザーンへ進行&占領。
5巻は、フェザーン回廊を使って、帝国軍が同盟国へ流れ込んでくることになります。

作中の言葉たち

「なあ、ユリアン。
どれほど非現実的な人間でも、本気で不老不死を信じたりしないのに、
こと国家となると、永遠にして不滅なものだと思い込んでいる阿呆な奴らがけっこう多いとは不思議なことだと思わないか」
「ユリアン、国家なんてものは単なる道具にすぎないんだ。
そのことさえ忘れなければ、たぶん正気をたもてるだろう」

日本も亡くなる日がくるのかな?

「いいか、ユリアン、誰の人生でもない、お前の人生だ。
まず自分自身のために生きることを考えるんだ。それから・・・」
「風邪をひくなよ、元気でな」

ユリアンがイゼルローンでお世話になった人たちへの挨拶まわりと、
みんなの口から出る激励の言葉たち。
最後のヤンのこの台詞への流れ。好きだわ~
みんなに愛されるってのは人徳ですね!

続き・・・
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