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【銀河英雄伝説8乱離篇】銀河帝国軍、ついに停戦と会談を表明。しかし、魔術師還らず【田中芳樹】

小説『銀河英雄伝説8乱離偏』表紙

小説『銀河英雄伝説8 乱離篇篇(田中芳樹 著)』の感想レビュー。

もくじ

シリーズ感想

【銀河英雄伝説1黎明篇】根強い人気を誇る架空戦記伝説ここに開幕!【田中芳樹】
【銀河英雄伝説2野望篇】原作を読み、アニメを見返す至福の時間【田中芳樹】
【銀河英雄伝説3雌伏篇】帝国と同盟、繁栄と衰退の明暗がハッキリと見えてくる【田中芳樹】
【銀河英雄伝説4策謀篇】戦争よりも政治闘争や戦略に比重があるまさに策謀回【田中芳樹】
【銀河英雄伝説5風雲篇】ヤンとラインハルトついに直接対決!自由惑星同盟の運命はどうなる!?【田中芳樹】
【銀河英雄伝説6飛翔篇】つかの間の平和。私怨から来る思い込み陰謀論【田中芳樹】
【銀河英雄伝説7怒濤篇】自由惑星同盟の滅亡、古兵の最後に乾杯【田中芳樹】
【銀河英雄伝説8乱離篇】銀河帝国軍、ついに停戦と会談を表明。しかし、魔術師還らず【田中芳樹】←イマココ
【銀河英雄伝説9回天篇】ロイエンタール叛乱!?銀河と歴史は血を欲す【田中芳樹】
【銀河英雄伝説10落日篇】ラインハルト逝去。伝説が終わり、歴史が始まる【田中芳樹】

怒濤篇のあらすじ

宇宙歴800年、新帝国歴002年。
奪われたイゼルローン要塞を取り返すべく、皇帝ラインハルトは兵を向けた。
迎え撃つヤン艦隊は、圧倒的勢力を誇る帝国軍に善戦。
二人の上級大将を失った帝国軍は撤退を余儀なくされた。
ラインハルトは停戦と会談を求める通信をヤンに送った。
それに応えてヤンはイゼルローンを旅立ったが、その背後には凶悪な魔手が忍び寄っていた・・・。
宇宙が今、大きく揺れる。

怒濤篇のできごと

・フェザーンでテロ
・回廊の戦い
・ヤン・ウェンリー暗殺
・イゼルローン共和政府樹立

アニメでいうと、77話~86話まで。

8巻のもくじとアニメタイトル

小説とアニメのタイトルはリンクしていることが多いのでメモ。
小説の時系列とずれてたり、一部が異動しているのが面白い。

第一章:風は回廊へ
→アニメ
77話「風は回廊へ」

第二章:春の嵐
→アニメ
78話「春の嵐」

第三章:常勝と不敗と
→アニメ
79話「回廊の戦い(前編)~常勝と不敗と~」

第四章:万華鏡(カレイドスコープ)
→アニメ
80話「回廊の戦い(中編)~万華鏡(カレイドスコープ)~」
81話「回廊の戦い(後編)~大親征の終幕~」

第五章:魔術師、還らず
→アニメ
82話「魔術師、還らず」

第六章:祭りの後
→アニメ
83話「祭りの後」

第七章:失意の凱旋
→アニメ
84話「失意の凱旋」

第八章:遷都令
→アニメ
85話「遷都令」

第九章:八月の新政府
→アニメ
84話「失意の凱旋」
86話「八月の新政府(ニュー・ガバメント・イン・オーガスタ)」

アニメの演出

小説にはなかったり、タイミングが違うアニメ独特の演出が好き。

フィッシャーの死亡フラグ

私も最近、艦隊運用に自信が持てるようになりました。
この戦いが終わったらアッテンボロー中将に倣って偉そうに本の一冊も書いてみますかな

アニメ版オリジナルだったとは。

アッテンボローハブられる

シェーンコップ「おぉ、貴官もいっしょにどうだ?」

アッテンボロー「いや、遠慮しておきましょう。不純菌に感染するのが嫌ですから」

シェーンコップ「なんだ付き合いがわるいな」

ポプラン「先日の件でスネているな」

シェーンコップ「先日の件?」

ポプラン「いえね、若い者の集まりに首をつっこみたがるから
30歳以上おことわり!と追い出したのをを根に持っているんですよ
嫌だなぁ、中年は」

アッテンボロー「聞こえているぞ。誰が中年だ。
だいたい、三十三十って好きでなったんじゃない」

ユリアン、ヤンとの語らい

ユリアン・ミンツが、ヤン・ウェンリーと夜を徹して語り合ったのはこの日が最後となった。カラン

アニメオリジナルだったとは・・・(二回目)

帝国軍ヤンの訃報を聞く

小説では各戦艦で聞いていたけど、
アニメ版は会議室で。

発言者が不明だったものは全体的にビッテンフェルトが担当に。

「確かにヤン・ウェンリーは死んだのか?
死を装ってどこかで生きているのではないか?」

「ふん、あのペテン師のことだ。
何を企んでいるのか知れたものではない」

「質の悪い罠に違いない。
奴は生きてどこかに隠れている」

乱離篇の感想

よっしゃ、帝国軍撤退!
→停戦と会談だッ!!
→魔術師、還らず( ゚д゚)ポカーン

アニメ版も思ったけど、
小説版、更にテンポ早すぎでしょ。

”乱離”ってそういう意味だったのね。
同盟(というか、エル・ファシル独立政府)側は、ユリアンを軍司令官に置き、
フレデリカを党首に置いて、存続を図る。
つらい選択だな・・・

帝国側の将帥たちは、ヤンが死んだことに落胆(特にラインハルト)する。
敵に敵に認められているってすごいよな。

この巻で、銀河英雄伝説の恒星の一つが落ちた。
それでも彼らの日常は続いていく・・・

続き・・・
【銀河英雄伝説9回天篇】ロイエンタール叛乱!?銀河と歴史は血を欲す【田中芳樹】

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