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【銀河英雄伝説6飛翔篇】つかの間の平和。私怨から来る思い込み陰謀論【田中芳樹】

小説『銀河英雄伝説6飛翔篇』表紙

小説『銀河英雄伝説6 飛翔篇(田中芳樹 著)』の感想レビュー。

シリーズ感想

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飛翔篇のあらすじ

宇宙歴799年、23歳の若き君主・ローエングラム王朝初代皇帝ラインハルトが誕生した。
だが、首席秘書官・ヒルダの徒弟であるキュンメル男爵がラインハルト暗殺未遂事件を起こす。
一方、軍を辞してフレデリカと結婚し、
静かな生活を送っていたヤン・ウェンリーも安らぎを奪われつつあった。
帝国側は、軍事的英雄である彼を潜在的危険人物と見なして監視をつけたのだ。
平和が戻った宇宙は再び風雲急を告げる!

飛翔篇のできごと

・キュンメル事件
・ヤン・ウェンリー暗殺未遂からハイネセン脱出
・レンネンカンプ死亡
・ユリアン・ミンツ一行地球へ
・地球教討伐

アニメでいうと、54話~64話まで。
OVA3期の始まりです。

6巻のもくじとアニメタイトル

小説とアニメのタイトルはリンクしていることが多いのでメモ。
小説の時系列とずれてたり、一部が異動しているのが面白い。

序章:地球滅亡の記憶
→アニメ56話『地球へ』

第一章:キュンメル事件
→アニメ
55話「儀式から再び幕は上がり…」
57話「キュンメル事件」

第二章:ある年金生活者の肖像
→アニメ
55話「儀式から再び幕は上がり…」
59話「過去と現在と未来と」

第三章:訪問者
→アニメ55話「儀式から再び幕は上がり…」
57話「キュンメル事件」

第四章:過去、現在、未来
→アニメ
58話「訪問者」
59話「過去と現在と未来と」

第五章:混乱、錯乱、惑乱
→アニメ
59話「過去と現在と未来と」
60話「魔術師捕らわる」
61話「歌劇(オペラ)への招待」

第六章:聖地
→アニメ
58話「訪問者」
63話「聖地」
64話「休暇は終わりぬ」

第七章:コンバットプレイ
→アニメ
61話「歌劇(オペラ)への招待」
62話「血の流水階段(カスケード)」

第八章:休暇はおわりぬ
→アニメ
62話「血の流水階段(カスケード)」
64話「休暇は終わりぬ」

アニメの演出

小説にはなかったり、タイミングが違うアニメ独特の演出が好き。

憔悴していくレベロ議長

アニメではポツポツ登場して、
帝国からの圧力と責務からのストレスでどんどん憔悴していく様が描かれてる。
ホワン・ルイに見限られて孤軍奮闘する姿が悲しい。

「よう、戦争屋」なんて言っていたころが・・・ウウッ

地球

ユリアン一行が地球に到着してから、
ワーレン隊が地球教を掃討するまでの描写はアニメの方が細かい。
というか、おぞましい。

特に、帝国軍vs信者。
地球教狂信者たちの狂いっぷりがなんとも・・・

原作
「こいつらばかか?」

アニメ
「バカかこいつら?」
「もうやだ、どうしてこいつらは向かってくるんだ?死ぬことに恐怖は無いのか!?」

狂信者っぷりはアニメの方が凄かった。

飛翔篇の感想

銀河帝国と自由惑星同盟の戦争は銀河帝国の勝利で終わり、ラインハルトは帝位についた。
そんな平和な時代が綴られた巻。・・・平和?

序盤は、序章として地球の最後の歴史。・・・長い。
架空戦記の重厚さは増すけど、本編と何ら関係が無くてなぁ・・・
読んでてテンションが上がらなかった。
同様に中盤にある銀河帝国の歴代皇帝の説明ヶ所も。

ドンパチの戦争だけじゃなくて、政治面での陰謀もいいよなぁ

みんな自分の物差しで他人(ヤン)を測ろうとして疑心暗鬼に陥っていく展開は、
現実世界でもありえそうなこと。

それが国家レベル規模なもんだから大変なことに・・・
ヤンは居るだけで毒にも薬にもなってしまうんだな・・・

という訳で、ヤンは助けに来た元部下たちと一緒に、
レンネンカンプを人質にハイネセンを脱出した。

その後は、メルカッツ提督と合流してどうなっていくのか・・・!?
7巻、怒涛偏へ続く!!

【銀河英雄伝説7怒濤篇】自由惑星同盟の滅亡、古兵の最後に乾杯【田中芳樹】

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